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【SURLY Midnight Special】こんな一台を待っていた

久しぶりに自転車のことを書いてみようかと思う。

長年愛されていたSurlyのロードバイク Pacer が、そのラインナップから消えて少し経った。
そこかしこで惜しむ声も聞こえるし、弊店でも依然問い合わせも多くストックしていたPacerも残り1台(42cm)を残すのみ。

先日、納車させていただいたペーサーは球体ペイントで塗装され比類無き姿をまといお客様のもとへ旅立っていった。

Pacerに変わる次期モデルがなかなか発表されなかったこともあって、グラベル系が世界的に力を持ち始めている昨今の自転車業界に乗っ取りこのままサーリーは、ロードを無くしてしまうのかとも思った。

否。

そんな訳はないのだ。
Surlyがその名の通り無愛想な奴らだとしても(そなことは全くないのだが)、みんなの気持ちをシカトしたモノづくりなどするはずがなくて、そこには僕らを驚かせる1台がやっぱり待っていた。


【Surly】 Midnight Special
Complete Bike : 258,000円(税抜き)
Frame & Fork : 110,000円(税抜き)

 



 
僕らが待っていたのはこんな1台だ。
僕らの自由を求める心に答えてくれる1台、それがMidnight Specialだ。

650x47b”WTB Horizon”を標準装備しONでもOFFでも快適な乗り味を体験でき、
余裕のあるタイヤクリアランス(700なら42cまで、650なら60cまで)
各種ケージやラック、フェンダーをつけるための各種マウントや快適に走るための各種規格
(スルーアクスルの使用やフラットマウントの採用)
非日常から日常までカバーする仕様になっている。

ただここで一つ気になることが出る。
ドロップハンドル。
ディスクブレーキ。
650タイヤ。
『Straggler 650』
とどこが違う?

素朴な疑問に立ち返り、ジオメトリー表とニラッメコしてみる。

この二台で大きく違うのは、BBーDropとFork Offset。
この二つは、ハンドリングやバイクの安定性に大きく影響する。
ジオメトリーから見えるこの二台の特徴を上げてみると
Straggler 650は、安定感のあるハンドリングと反応の良い重心に設定されていて
Midnight Specialは、キレのあるハンドリングと安定する重心。

そうクロスバイクとロードバイクな作りになっている。(当たり前か、そういう分け方ですもんね)

タイヤが太くなったけれど、やっぱりSurlyの作るロードバイクはロードバイクで、街を抜け山に向かいオンからオフへ移って、またオンに戻って街に帰っていくそんな走り方が最高に楽しくなる一台。

サイズ展開も豊富で身長152㎝から203㎝の人まで乗ってもらえる。

今、いろんなことができる自転車を探している人にはぴったりの自転車になっていると思う。
やっぱりSurlyは、やるな〜。
カラーネームもホットマヨネーズ。
「最高にマイルドな作りだけど、ピリリと一味きているよ」って事なんだろうなきっと。

さあ、夏に向けてぴったりの1台をお探しの方、この選択肢はいかがですか?

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makoto
横山誠

ふと気がつくとスポーツバイクと触れ合い始めてもうすぐ30年。 ゆっくり長〜く乗り続けるためのあれやこれやを考察中。 乗るのも、触るのも、直すのも、作るのも、やってます。
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