ここ日本のBreadwinnerファミリーを語る上でも欠かすことのできない、ブレッドウィナー日本支部長(勝手に命名)から今年はじめにご相談頂いたのは、彼自身にとって2台目となる HoleShot/ホールショット 。 ブレッドウィナーのラインナップの中でもピュアなシクロクロスレーサーです。
長らくカンチブレーキでレースを楽しんできた彼も、B-Roadを手に入れて以来、ディスクブレーキの利点を体感し、今回はディスクブレーキ仕様でのオーダーとなったのでした。 もちろん2台目のレッドをチョイス。
シクロクロスレースにおいて、なぜ鉄のフレームなのか? 軽いは正義じゃないのか? うむ、確かに軽いに越したことはないですね。 でも僕らはレースでメシを食べているわけではありませんし、レースがない休日は純粋にライドを楽しみたい。 そうして行き着くのは、長く使い続けられるという、道具としての安心感。
そしてそれが自分自身の身体にしっかりとフィットされたものであれば、人馬一体となり、気持ちよく進むのです。 これはもはや思想の話。 実際に、だからこそ彼は「2台目もブレッドウィナーで」と言ってくれたのだと思っています。
そして、その思いを形にしてくれるのは、トニー・ペレイラとアイラ・ライアンの二人。 真のリアルサイクリストの彼らの経験をもとに生み出されるバイクは、どの車種においても小気味好い軽やかな走りで、そのバイクに跨った者を虜にします。 特にホールショットは、地元のCXレースの常連であるアイラのフィードバックを多く取り入れたバイク。 彼は今年お子さんが生まれ、レースの第一線からは退いたものの、それでもライドやレースを楽しんでいます。
パーツアッセンブルでは、同じくポートランドに拠点を置く GEVENALLEのシフターに、TRPのHYRDをチョイス。 WHITE INDUSTRIESのクランクはその綺麗な仕上げとは相反し、しっかりと乗り手のペダリングの力を推進力へと変えてくれます。 EASTONのリムは、強度と軽さのバランスが取れており、個人的にはHED Belgiumと並んでおすすめしたいリムですね。
Frame | BREADWINNER CYCLES | HOLESHOT DISC |
HeadSet | CHRIS KING | Inset7 |
Crank | WHITE INDUSTRIES | R30 / 42Tx34T |
BB | CHRIS KING | ThreadFit30 + ConversionKit #27 |
Brake Lever | GEVENALLE | CX2 ShortPull |
Rim | EASTON | R90 SL 28H |
Handle | THOMSON | Aluminum Road Bar Round Profile 420mm |
Stem | THOMSON | X4 Stem |
Seatpost | THOMSON | Elite Seat Post |
Photo By Kikuzo
家庭を守るお父さんは忙しく、今年は例年よりも遅めのシーズンインとなったのですが、早速週末のマキノでのレースを楽しんでいました。 全日本も終わり、折り返しとなるCXシーズンですが、彼にとってはこれからが本番。 地元東海でのレースはきっと自走アクセスでのWork Hard Ride Homeスタイルを体現してくれることでしょう。
【BREADWINNER CYCLES】 HoleShot
カスタムフレームセット価格
ディスクブレーキ:¥368,000(税抜)
リムブレーキ:¥358,000(税抜)
– カスタムサイジング
– スタンダード1-1/8″ or 44mm ヘッドチューブのチョイス
– コロンバス / スプリントチュービング
– ENVE or TRP or Whiskyフォーク付属(マッチペイント)
– フェンダーアイレットオプション
– シングルスピードオプション
– 9色のストックカラーチョイス
– ライフタイムワランティー【オプション】
– スルーアクスル:¥16,000(税抜)
– インターナルブレーキルーティング:¥21,000(税抜)
– カスタムカラー:¥35,000〜
ブレッドウィナーは、ベースとなるモデルの基本的な設計は決まっているものの、どんなライドを楽しみたいかという方向性に合わせてチョイスしたベース車両は全てのオーダー毎に乗り手の身体の採寸をし、それに合わせてデザインシート(図面)を作るので、自身の身体にしっかりとフィットしたバイクを作ることができるのです。 現在の納期としては塗装も含めて約3-4ヶ月となっております。 まずはお気軽にご相談ください。