シクロシーズンも開幕したというのに、
いまいち身体がシクロモードに切り替わらないのは、コイツのせいかもしれません。
少し前、ShimanoさんのMTBコンポーネントDeoreXTがM-8000シリーズにフルモデルチェンジしました。
いち早く手にはしていたのですが、もう暑くて組み付けては見たものの試しに行くのは「まっぴらごめん」と言う事でしばし放置されていたのですが、この季節を迎え山が遊びにおいでと誘ってくるのです。
そして出掛けた山にてコイツは、大活躍。
皆様にその良さをお伝えできればと思い、キーボードを叩いております。
今回のモデルチェンジ大きな特徴は、リアがXTRに続き11段変速になり最大42Tとビッグな歯数が選べる様になった事、フロントがシングルギア仕様も選択出来る様になった事、Silver色のラインナップが無くなり黒のみの設定になった事などがめだつ変更点となります。
自分が選択したのもこの仕様。
1×11のバイクでスプロケットは、MAX42Tを搭載してみました。
デザイン的には、以前のXTに比べスッキリとし、個人的にとても好感の持てるデザインとなりました。
使用感も20km程トレイルライドを行なってきましたが、荒れた激坂では、軽すぎて持て余すリア42Tも直線的な登りでは大活躍。僕の26インチMTBでは使いにくい局面でもタイヤサイズの大きな26インチプラスや650B、29erなどのバイクは、タイヤサイズによる走破力向上の恩恵を最大限に受ける事が出来るはずです。
見た目は、180mmローターとほぼほぼ同じ大きさの42Tは迫力満点です。
そして、フロントシングルになると気になるチェーンなどが外れるトラブルですが、スタビライザーの付いたRDと歯先の設計を見直したチェーンリングにより、今回のライド中は一切トラブルが起こりませんでした。
ブレーキなどは、めだった変更点はないもののモデルチェンジ後らしい、整備性の向上や安定した効き具合を体感する事が出来ました。
XTRと言うトップグレードが存在するシマノMTBコンポーネントにおいてXTは、まさに今のシマノとコレからのシマノを体現させるモデルのはず。
その役目を遺憾なく示すM-8000シリーズXTは、名機と言われる存在になるのではないでしょうか。
持ち上げ過ぎの気がしないでも無いですが(笑)、本当に使いやすく信頼性の高いモデルになっています。
コレから、マウンテンのコンポーネントを必要とする方、迷わずコチラを選ばれても、それは最高の選択となるはずです。
安心してお選び下さい。