こんにちは!日に焼けてどんどん真っ黒になっていくナベタクです。
最近暑くて夏みたいですね。ピットにもついに扇風機が入りました!
そんな中ですが、新しくMTBを組んだので、先週の日曜日にSDA(セルフディスカバリーアドベンチャー)in 王滝の100kmに参加してきました!
SDA in 王滝とは長野県大滝村で5月と9月の年2回開かれ、5月は20km、42km、100kmのコースを制限時間以内に走りきるダートエンデューロイベント。全国からMTB好きが集まり、エントリー総数は1000人超え!
舞台となるのは、この大会のときだけ開放される、御岳山の麓にある国有林の林道。走ってみると天気に恵まれたこともあってか、コース中の至る所で、絶景で有名な乗鞍よりも素晴らしい景色が広がっていました。この景色を見るために走る価値はありますよ!
ちなみに名古屋からなら車で3時間以内でアクセスできます。
今年はBUCYO COFFEEも出店。東海地区の自転車イベントで、参加者の胃袋を満たすインフラ的存在が居てくれるだけで心強いですね。2日間でパスタ5玉頂きました。
普段ダートを100㎞も走ることなんて日本だとこのイベントでしか無いかも、と思い100kmにエントリーしてみましたが、100kmはかなりハードなので、グラベルの楽しさを知りたい!っていう人や、シクロクロスバイクで出てみたいっていう人は20km、42kmからエントリーするのがいいと思います。
42kmに初出場のお客さんはCieloのCross RacerにWTB NANO 40cを履かせて完走していました。
楽しそうなのであえてシクロクロスで走ってみてもいいんじゃないでしょうか。ドロップハンドルの部、的な。
コースコンディションは大小入り混じった岩があるハードパックで所々沢があったりでぬかるんでいる所や、砂利が敷き詰めてあってズルッといきそうな所も。平坦はほとんどなく、登りか下りのみ。
斜度10%と聞けばけっこうきつい峠だよな、と想像する人も多いかもしれませんが、下が砂利だと滑ってダンシングができないので、ひたすらシッティングで一番軽いギアをくるくると登っていくのです。これがけっこうしんどいんです。
これで全然イージーな路面。
肝心の結果ですが、僕は7時間7分でノートラブル完走できました。7時間切ると9月の王滝の120kmに出る権利がゲットできるそうですが、残念ながら取れなかったのでまた9月に100kmリベンジです。ゴールした後は達成感しかないです。レース中3度くらい天国へ行きそうになりました。笑
タイムとか、順位とかみんな書いているし、先頭を走るエリートライダーは優勝するために勝負しているからけっこうガチのエンデューロレースなの?と思う人もいるとは思いますが、セルフディスカバリーアドベンチャー、直訳すると自分で発見する冒険なのでそれぞれが自分で目標を定めて、それに向かって走ることが一番。それって自転車の本質だったりすると思うのです。
僕は、タイムはもちろん早ければいいけれど、ノートラブルで完走することを第一の目標にしていました。
関東にいた時シクロクロスで散々バトルしたライバルがエントリーしていて、一緒に走ったけれど、お互い高めあって走れたからなんとか完走できたな、とも思っています。だからこそ、一人でエントリーするのもいいけど、仲間とエントリーして走るのもいいと思うのです。
それと、ずっと走らなきゃいけないわけじゃないです。100kmはコースの中にチェックポイント3つあり、そこにある補給は水のみ。そこでリタイヤすることもできます。CP2でしんどすぎて30分休憩を取ったのはここだけの話。笑
王滝100km @nabetak100 と @_enopy_ 比較。
Yasutake Enomotoさん(@_enopy_)が投稿した動画 –
他にはレース中にかっこいいライダーさんがいたり、シングルスピードでグングン登っていくライダーとか、すごいなーって思う人がいたら話してみたり。なんかこれだけすごい冒険をしているとそこにいる人はみんな仲間に見えてくるんです。
100kmにエントリーしていた女性の方も9時間50分とかで完走してみんなに祝福されてたり。ASIMOも走ってるしね!(完走後しっかりとBUCYO COFFEEで仕事をこなしていた中の人はスーパーサイヤ人なんじゃないかと思いました。お疲れ様でした!)
そんな王滝、ちょっとでも楽しそうだなって思ってくれた人は店頭でお話しさせてください。
みんなで行って、みんなでこの達成感を味わいたいな、と思うのです。
シクロクロスを始めて3年。ダートを走る楽しさを覚え、林道にグラベルライドをしに行くことも多くなり、担ぐような道をMTBならどうやって走るんだろうと興味を覚えたのと、クロスカントリーのレースを見て「カッコイイ!」と衝撃を受けたのがキッカケでMTBを買おうと思いました。
まさかシェイクダウンが王滝になるとは思いませんでしたが、新しい相棒は僕を無事にゴールまで連れていってくれました。これからこのCieloと冒険に行ったり、レースに出たり、今までにない場所に僕を連れてってくれることでしょう。
MTB、楽しいですよ!
バイクの詳細は追ってご紹介させていただきます。
王滝に参加された皆さん、お疲れ様でした!