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Paul Component X SimWorks

 
ジャスです。
 
僕がPaul Component/ポール コンポーネントというメーカーを意識するようになったのは、サークルズで働く少し前。 僕が今でもずっと大切に乗り続けているSurly CrossCheck/サーリー クロスチェックをサークルズでオーダーした日でした。 もう5年以上も前の話です。
 
当時、接客してくれたトレーシーからポールのカンチブレーキを薦められました。
ショーケースの中を覗くとそこには、キレイなアルマイトのかかった様々なパーツ。一瞬で心を奪われてしまったのを覚えています。
 
予算が限られていた僕は、消去法的に泣く泣くポールのブレーキを諦めてしまったけれど、いつかはポールのパーツを使って自転車を組んでみたい!と強く思い続けていました。 その後、どんどん自転車の魅力に取り付かれ、その半年後にはサークルズに入社を決めていたのでした。
 
時間が経つのはとても早く、当時の「最新コンポーネント」と呼ばれていた物はもちろん「最新」ではなくなり、次から次へと真新しい物が溢れるように湧いて出て、何も無かったかのように姿を消していく。 そんな時代。
 
そんな中、当時僕が覗いたショーケースには今でも当時と変わらない場所にポールのパーツ達を奇麗にビシッと並べています。 基本を失わずにバージョンアップを続け、常に世界が求める新しい物を作り出す姿勢が世界中のサイクリストに愛される理由なのではないのかと思います。
 
 
ただ、当時と違うのはシューケースの1番上の段には我らがシムワークスの熱い想いを形にした、ポールとのコラボレーションアイテムが所狭しと並べられている事。 あの日、買えなかったポールのブレーキへの憧れは今でも変わらず、今はさらに生み出す事への憧れへ。
 
今日はそんな憧れを形にしてくれた、シムワークスとポールのラインナップに新たに加わったアイテム達をご紹介いたします。
 

【Paul Component x SimWorks】
MOTOLITE BRAKE/モトライト ブレーキ
¥18,500(税抜)

 
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ブレーキの形状は、20年近く前に発表されたブレーキです。 ディスクブレーキ全盛の今の時代、その存在が薄れてきたVブレーキ。
 
そんな中何故、「今」、モトライト ブレーキなのか? 答えは「今」のホイールサイズの豊富さにあります。
 
26インチ、27.5インチ、650B、700C、29インチと求めるライディングスタイルによって選択できるホイールサイズが増えてきました。 そして昨今のトレンドでもある26インチの27.5インチ化、ディスクブレーキを搭載したバイクに与えられるインチアップカスタムもしかり。
 
しかし、サークルズに持ち込まれる自転車のホイールサイズに関するご相談は、26インチのディスクブレーキを搭載していないオールドマウンテンバイクや、使い込まれたクロスバイク、ツーリングバイクといったものがまだまだ多いのです。
 
 
このような自転車にこそ、このモトライトの持つブレーキシュー取り付け位置をアジャストできる機能がとても役に立ちます。 上下にアジャストするブレーキシューホルダーは、ホイールサイズの壁を少しだけ越えることができるのです。
 
 
例えばサーリーの名ツーリングバイク、ロングホールトラッカー。 こちらもサークルズではクロスチェックに負けじと大変人気のある車種です。 このロングホールトラッカーは26インチですので、モトライトを装着する事で27.5インチへのインチアップカスタムが可能です。
 
では、26インチから27.5インチへインチアップする事のメリットとは?
 
まずはホイールサイズが大きくなる事で26インチよりもよく進み、段差なども乗り越えやすくなり、トータル的に走破性が上がります。
次に見た目のバランスも良くなります。これはフレームサイズにもよりますが、フレームサイズが大きいバイクに対して26インチホイールはどうしてもアンバランスになりがちです。(個人的にはそのサイズ感、バランス感も好きなのですが。)
それが27.5インチになる事によりバランスよくなります。
 
デメリットとしては、スタンドオーバーハイトが多少上がってしまうことと、あと個人的にはフェンダーの取り付けぐらいでしょうか。 タイヤとブレーキ本体、タイヤ上部に張られるブレーキワイヤーのクリアランスが少なくなるため、タイヤサイズによっては装着が厳しくなる可能性もあります。 しかしながら、それを差し引いてでも650B化してみるのはものすごく面白いと思うのでおすすめです。 ロングホールトラッカーにThe Homageを履かせて、新たな冒険に出掛けませんか?
 
【Paul Component x SimWorks】
THUMBIES for microSHIFT/サミーズ フォー マイクロシフト
¥9,800(税抜)

 
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そしてもう一つは、サミーズ フォー マイクロシフト。
 
サミーズはと言えばシマノのバーエンドコントロールシフターを使い、サムシフターとして使う事の出来るアイテムなのですが昔から存在します。
 
では一体何が新製品なのでしょうか?
 
答えは名前にあります。そうです、サミーズ フォー マイクロシフト。
 
 
シムワークスの取り扱うプロダクト、マイクロシフト社のバーエンド・シフターとシフティング・レバーに互換性をもったサミーズ。 そして本家にはないオープンクランプ式の取付け方法や、より薄く製造された台座のおかげでそのレバー調整に対する自由度が広くなり、メンテナンス性能も格段に向上しています。
 
サーリーのクロスチェックの完成車にはマイクロシフト社のバーエンドコントロールシフターがドロップハンドルに付いていますので、ドロップハンドルからフラットハンドルへのカスタムも、このサミーズを使う事により最小限のパーツ交換で容易に行う事ができるようになります。
 
 
何よりもこの美しい台座に刻み込まれた「P」と「♡」
あなたのバイクをより美しく、豊かにしてくれます。
 
今後もPaul Component X SimWorks の動きから目が離せません!!
 

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JUS
伊藤誓悟

中、高、大学とラグビー部。大学の時左アキレス腱が断裂してくれました。リハビリで自転車に乗り始めたのがきっかけで、気づけば僕はここにいます。 前職はスポーツジムのインストラクターをへて整体師。CRC専属のトレーナー&メカニックとしてチームメイトが日本で、いや、世界で活躍できる様にサポートするのが僕の野望です。 カラオケでの尾崎は絶対に自分が一番です。
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