今年は秋が短いというか、一気に寒くなってきた感じがありますね。 昨日から気温もぐっと下がりました。
みなさんは、夏と冬どちらが好きですか? どちらが好きかと聞かれたら、私は冬と答えます。
というのも、冬は寒いですが、空気も澄んでいて、外へと出かければ素晴らしい景色が広がっているからです。 家を出発してからの最初のうちは寒いのですが、走っていくうちに徐々に身体は温まってくるので、血の巡りを感じながら澄んだ空気の中をライドするのが好きなのです。 道中立ち寄るお店でいただく食事も冷えた体に沁みるように美味しく頂くことができるのも良いですね。 そう、しっかりとした装備さえしておけば、冬のライドはとても楽しいものになります。
※写真は去年の雪中ライドの様子。これは大袈裟かもしれませんが、布団の誘惑に打ち勝って外へ出かければそこにはいつもとは違った景色が広がっています!
そんな冬のライドで個人的に意識しているのは、手先や足先といった末端部分の防寒対策。 ハンドル操作やペダルを漕ぐ上で、手足の先がかじかんでしまうとライドにも身が入りません。 そこで今日は、本格的な冬の到来を前にこの冬のウインターライドを快適にしてくれる頼れるシューズをご紹介します。
1982年、米国イリノイ州エヴァンストンにて自転車用シューズメーカーとして創業したLAKE。
業界初のカーボンソールを採用した量産シューズや、マウンテンやトライアスロンといった各競技に特化したシューズの開発など、先駆者としてこれまでに数多くの優れたシューズを送り出してきています。 買収により現在はオランダに拠点を置いていますが、現行製品の多くには本革アッパーが採用されており、また上位モデルでは熱成形式ヒールやカラーカスタマイズなど自分だけの1足を実現するサービスを提供している老舗サイクリングシューズメーカーです。
今では一昔前に比べて様々なメーカーが日常的にも履けたり、カジュアルなスタイルのライドで活躍するようなビンディングシューズをリリースしていますが、こと冬のライドや雨の日のライドに特化したものとなると、これだ!というものがなかなかリリースされていないのが現状。 しかし、LAKEではウインターライド向けのモデルも充実しているのです。 そこでサークルズでは、中でも特にお勧めな2型をご用意。
冬場の厳しい寒さにも負けない暖かさを持ったウインターシューズMX145-X(WIDE)は、BOAダイアルを用い、素早い脱着と確実なフィッティングを可能とし、またワックスドキャンバス、レザーそして防水性の高いメンブレンをアッパーに用い、冬場の雨や雪の日のライドにも耐えうるSPDシューズになっています。
ソールにはグリップ力の高いHyper Grip社のIce Lockを用い、足元が悪いところでもグリップをしっかりと確保。 雪上ライドや、雨の日の通勤、ロングツーリングなど様々な場面で活躍するシューズです。また、ワイドラストを採用しており、日本人に多い幅広・甲高の方にも合わせやすい作りになっています。
ブラックのシンプルなシューズはどんなスタイルでも合わせやすいですが、ビブタイツやウインタージャージとの相性も良いので、冬場のライドで非常に重宝します。
変わってMXZ200は、タンレザーのアッパーに防水のメンブレンと3Mのシンサレートという高性能な中綿素材が仕込まれ、サイクリングシューズとしては群を抜いた暖かさと防水性を持ったシューズ。
一見するとこれが本当にサイクリングシューズなの?と思ってしまう、シューレースを用いたトレッキングシューズのようなスタイルというのが、また無骨で男心をくすぐります。 通常のレイクのラストより幅広・甲高に設定しているので、分厚いソックスと合わせてもストレスなくライドができるのもこのモデルの特徴です。
グリップ力の高いVibram社のソールを用い、足元が悪いところでもグリップをしっかりと確保。 もちろん、ソールの一部をくり抜いて、SPDクリートを装着することができます。 ウインターシューズの選択肢は一般的に少ない中で、雪上ライドや、雨の日の通勤、ダートツーリングやトレイルライドなど様々な場面で活躍するSPDシューズです。
写真のように、ジャージではなく、ウールのシャツやカジュアルなパンツと合わせてライドを楽しむスタイルがハマるシューズ。
今回ご紹介した2足は、通常国内に入ってきていないモデルなのですが、サークルズでは各サイズ取り揃えています。
一般的にビンディングシューズは通気性に優れたものが多いので、冬場はシューズカバーを上から被せたり、温かいソックスを履いて対策する方も多い中、こういったシューズを待ち望んでいた方も少なくはないと思います。冬のライドを快適なものにするために、まずは足元からしっかりと対策をして行きましょう!