30度を切ることのない連日続く猛暑は容赦なく私たちの精神と体力を蝕んでいきます。 日中の運動は控えた方が良いと様々なところから耳に入ってきもしますが、それでも照り付ける太陽の下で、その暑さと戦いたくさんの汗を流しながらも、何かしら体を動かし遊びたくなってしまうのは私たちのどうしようも無い性分なのかもしれません。
先週のある日、RawLow Mountain WorksのRyotaraw氏と山梨へと足を運び、ハイキングやキャンプ、トレイルランニングといった山でのアクティビティを提案する甲府のアウトドアショップSundayさんの主、石川氏にアテンドして頂き、瑞牆山、金峰山といった近隣の山々を自転車に跨り散策してまいりました。 盆地という山梨特有の地形と大きな山を味わいながらペダルを回し山の中へ。 時には甘〜い匂いで私たちを誘惑してくる先の見えぬ道に踏み入ったりも。 また大量の汗でコーティングされ、熱を発し続ける体を冷たい川の水で一気に冷却した時の気持ち良さはこの季節でしか味わうことのできないもの。 夏のライドは私たちにとって切っても切れるぬものなのであります。
とはいえそれらを楽しむにはそれ相応のアイテムも必要となってきます。 とにかく涼しく、流れる汗を素早く吸収し乾く、尚且つ様々な動きに対してもスムーズに対応する優れた伸縮性を備え、またそれがアクティビティのみならず日常生活にも自然とフィットするルックスであれば、夏に活躍する最高の1本となるであろう。 そんなショートパンツを実現すべくDeeper’s Wearさんにご協力頂き、一昨年、昨年とかたちにし、たくさんの方に好評を頂いたRAL meets DEEPER’S WEAR / Fast Pass Short。 今年はFast Pass Active Shortの要素を加え、より優れた快適性を備え、新たな装いでのリリースとなります。
今回の山梨でのライドにおいても1日中着用していましたが、その快適さゆえに、既に手放す事のできないものとなってしまったほど。
使用する生地は、優れた吸湿速乾性を備えるFast Passシリーズに今シーズンより新しくラインナップとなった杉綾織のライトウェイトなもの。 加えてこれまでのFast Pass Shortで使用したものよりも伸縮性が向上しているため、兎に角ライドはもちろん、ランニングやハイキングなど、私たちが日頃楽しむアクティビティに興じる際にはこの上ない快適性を実感して頂けるものとなっています。
カラーはネイビーとカーキの2色の展開。 サイズは2(Women’s M)からご用意しておりますので女性の方でも着用していただけるものとなっています。
以前のモデルに比べ、ディティールはクライミングショーツなどアウトドアウェアに近いものに。 ゴムバンドの入ったウエストはナイロンストラップで細かな調整が可能。 また着脱可能なバックル、ドットボタン、ジッパーを備える事で脱ぎ履きも容易に。 特にバックルは、親指1つで”パチン!”と外すことのできる容易さは他に類を見ないもの。 このディテールは言葉に表すのが難しいのですが、是非実際にお店で試着してみてください! ショーツは履かないという人でも1度は試して頂きたいです。 また多くのランニング、クライミングショーツよりも裾幅を細く設定する事で、シャツやポロシャツなどのウェアともバランスのとりやすいラインとなっています。 加えて生地はポリエステル100%で若干の光沢感はありますが、ジャージなどのスポーツウェアで使用されるような生地よりも落ち着いた表情となっているため、カジュアルウェアとの相性も良いです。
バックポケットにもドットボタンを備えているため、スマートフォンや財布、鍵なども安心して収納しておくことができます。 また優れた伸縮性を備えた生地を使用しているため、ペダリングの際に内容物から臀部にかかるストレスを最小限に抑える事が可能です。
【RAL meets DEEPERS’ WAER】
Fast Pass Player Short
Price : ¥10,000(税抜)
Deeper’s Wearさん協力のもと、私たちの思いをかたちにして頂いているRAL meets DEEPER’S WEARのアイテムもこのFast Pass Player Shortで7作目。 これまでに多くのアイテムをリリースさせて頂いておりますが、有難いことにどのアイテムも大変好評を頂いております。
DEEPER’S WEARのアイテムは、毎日のデスクワークから休日のアウトドアアクティビティまで、様々なシチュエーションにおいて活躍する伸縮性や吸湿速乾性など、多くの人が必要とする機能を備えています。 またそれらは一般的なカジュアルウェアのようにトレンドを追い求めたものではなく、いつの時代にも変わらず永く着続ける事のできるウェアとなっています。 そして彼らはそれを、日常生活(LIFE)で服求められる機能(SPEC)を追求した日常着(WEAR)、LIFE SPEC WEARと呼んでいます。
そうして作られるアイテムは、既存のアパレルブランドのようにシーズン毎にコレクションとして発表されるもありません。 彼らがカタチとするものは、LIFE SPEC WEARというコンセプトに沿ったものだけであり、使う人を思い浮かべ、そこから閃いたアイデアを元に生み出されます。 それをクラウドファンディングというカタチで直にその必要性を問いかけ、真にそれらを必要とする人の元へ届けるのです。
そんな彼らの動向に共感するのは1人1人の共犯者と呼ばれるユーザーだけではなく、私達のような店舗やその他のメーカーにも及びます。 それは先日行われた彼らの3周年の記念ともなるイベント、LIFE SPEC COOP 2に集まった面々を見てもわかります。
photo by @fukudahitomi610
また共犯者が膨れ上がり続ける理由は、スタッフが自ら様々な地へ足を運び、POP UP STOREというカタチで直接多くの人々と関わり合いを持つこともあげられます。 ちなみ、先にお伝えした山梨でのライドが実現したのは、昨年11月にSundayさんで開催された合同POP UP STOREに誘って頂いた事がきっかけでもあるのです。
そんな彼らがここ最近の行ったプロジェクトはこちら。
彼らの動きが認められ、「第36回毎日ファッション大賞」の大賞候補にノミネート。その選考資料として共犯者となってくれる方々の応援メッセージを送りたいというもの。 既に募集を終了してしまっておりますが、詳細を是非ご確認ください。
ちなみに今シーズンはこのショーツに加えてもう1品番がリリースを控え、秋にも新たなアイテムのリリースを予定しておりますので今後の動向にも注目して頂けますと幸いです。