自転車のメンテナンスにおいて六角レンチの次に登場機会の多い工具が、今日テーマとなる『モンキーレンチ』ではないでしょうか?
モンキレンチ、モンキーレンチどちらも呼び方としては通用しますが、日本工業規格によりますと登録名はモンキレンチだそうです。
なぜそう呼ばれるようになったかは諸説あるようですが、「モン・キー」という人が発案したなんて胡散臭い話があるほどはっきりしておりません。
異国では、アジャスタブルレンチの方が通じますしね。
今日は、その名前はさして重要要素ではなく、その使い方に重点を置きたいと思います。
使い方????
「ボルトに嵌めて、ガタつかないようになったら回す。」だけじゃないのか?
そう思う方も多いかと思います。
基本的にはそうなのですが、回す向きに対しての工具の向きがとても重要ですのでここだけ覚えておいてください。
ズバリこうです。
単純に向きの話だけです。
調整が効く方の顎が、回す向きに対して下側になります。
ネジを締める時も緩める時も守っていただけたらと思います。
自転車整備あるあるですが、工具の間違った使い方や調子の良くない工具を使ったりすると必ず使っている工具よりも価値の高いものが壊れますのでご注意ください。