急に寒くなってきたここ数日。
ピット作業での手のひび割れが気になる季節となってまいりました。
手のひび割れは、ハンドクリームと自然治癒に任せるのですが、自転車には自然治癒能力がありませんのでメンテナンスをして治してあげなければなりません。
自転車でひび割れとは、何処に?
一番メージャーなのは、タイヤサイドですね。
夏を越え、ゴムが劣化したところに寒さが加わるとタイヤサイドがひび割れてきますのでご注意ください。
これは、パンクの原因になります。
ですが、今日の主眼はタイヤのひび割れではありません。
自転車で他にもひび割れるところ、それはワイヤーキャップです。
金属製のワイヤーキャップが割れることはほとんどないのですが、樹脂製のワイヤーキャップは無理な力が掛っていたり、経年変化によって割れたりしてきますので定期的なチェックが必要です。
一般的にブレーキは金属性がほとんどですが、変速ケーブルに使うキャップは樹脂製のものも多くあります。
ワイヤーキャップは、シマノさんのものだけを見てもブレーキで5種類、変速用で10種類とモデルや使用箇所によって使い分けるようになっていますので適材適所選んであげる必要があります。
カタログを見るとほらこの通り、ワイヤーキャップだけで1ページです。
パッと見ただけでは見逃しがちなこのひび割れ、見分け方の一例として、下の写真のようにワイヤーキャップに隙間が空いていたら要注意です。
この隙間の空いている反対側を見ると、この通り。
ぱっくりと割れています。
これでは、スムーズな変速は望めませんし、大きなトラブル育つ前に交換が必要です。
今回は、同じ樹脂製のものに交換しても良かったのですがGivenalle(RetroShift)のこの部分は、特によく割れますので樹脂製ではなく金属製に交換です。
これで変速もスムーズになりますしよっぽどのことがない限り割れることもありません。
ほんの少しのことですが、この細かな積み重ねがブレーキや変速のスムーズな動作につながりますので、お時間のある時にチェックしていただき、異常があれば交換してくださいね。
最高のライド季節もあとわずか、細かなところにも気を配りスムーズなライドを楽しみましょう!!