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【PIT TIPS】ディスク教本 vol.1 
–ディスクブレーキの○とX–

 
最近、ご質問をいただくことが多くなったディスクブレーキ。
 
そのシステムにはメリットもデメリットも存在しますので、その使用用途に合わせて適時最良のモノを選ぶ必要があります。
 
では、「どのように選べば良いのか?」「モノとしてどのように違うのか?」などディスクブレーキにまつわるエトセトラをこれから数回に分けてお伝えしていこうと思います。
簡単なところから参りますので是非ともお付き合いください。
 
まずは、一番簡単な「ディスクブレーキとはなんぞや」といったところから始めていきましょう。
 
ディスクブレーキとは、走行中の自転車を止めるための制動システムの一つです。
形状的にはこんな感じ。
 
 
車輪の横にディスクローターと呼ばれる円盤とキャリパーと呼ばれる本体がついています。
 
 
この構造は、車やオートバイ、鉄道などにも採用されていて最も採用されているブレーキではないかと思います。
スポーツ自転車での採用率は年々増加の一途辿り、現在では控え目に言っても完成車の半分以上には採用されています。
 
では、そのメリットやデメリットは何でしょうか?
 
メリット
・悪条件な天候でもリムブレーキに比べて制動力の低下が少ない
・制動力自体も大きいので長時間のライドでも疲労が少なくなる
・車輪を形作る部品であるリムから、ブレーキに関わる仕事をなくすことができる
・雨の日に乗ってもタイヤサイドが汚れない
 
デメリット
・リムブレーキに比べて重量が重い
・価格的に少し割高である
・全てが専用品となることが多い
・規格や仕様が細かく分かれていて解りにくい
 
パッとあげるとこんなところです。
デメリットも多く、その中には重量が重くなるという自転車には天敵と言える項目まで存在するにも関わらずその採用率が増えていくのはなぜでしょう?
僕が思うところでは、特筆すべき以下二つのメリットが存在するからではないでしょうか?
 
・悪条件な天候でもリムブレーキに比べて制動力の低下が少ない
・車輪を形作る部品であるリムから、ブレーキに関わる仕事をなくすことができる

 
この二つのメリットで、他のデメリットはあっさりと目を瞑ることができます。
それでは、もう少し掘り下げてみましょう。
 
・悪条件な天候でもリムブレーキに比べて制動力の低下が少ない
 
これは、最大のメリットだと考えます。
リムブレーキは、リムの側面にブレーキシュー(ゴム部分)を押し付けた摩擦で止めていますのでむき出しになったブレーキシューは、雨や泥など気象条件や路面条件による悪影響を高く受けます。
 


 
それに比べて、ディスクブレーキは、キャリパーの中に取り付けられたパッドをこれまたリムと別の部品であるディスクローターに押し付けた摩擦で止めています。
この部品はタイヤからの距離も遠く、路面の影響を受けにくくなっています。
 

 
二つ目のメリット「車輪を形作る部品であるリムから、ブレーキに関わる仕事をなくすことができる」は、少し解りにくいかもしれません、でも重要です。
リムブレーキに使われるリムは、その構造上ブレーキのシューを受ける部分が必ず必要となりその形状の自由度が制限されます。
さらにシューを受け止める部分は、そのブレーキの力を受け止める強度が必要たなりそれを支える他の部分もそこに影響されます。
しかしディスクブレーキ専用のリムであればブレーキの仕事からは解放され、車輪を形作り回ることに専念することができます。
形も自由度が増しより空力や衝撃分散に優れた形状を取ることができます。
 

 
この二つのメリットからもたらされる走行性能の向上は、リムブレーキではたどり着けないものでありディスクブレーキを採用するにたる理由となるのです。
 
さて、すでに長文となってしまいました。
 
ディスクブレーキを採用するにあたり自転車に求められる仕様や規格などは次回に回すとしましょう。
それでは、また近いうちにお会いしましょう。
 

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