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【PIT TIPS】錆は見えないところで進みます。

自転車のフレーム素材はいろいろあります。
鉄、アルミ、チタン、ステンレス、カーボン、マグネシウム、などなど

それぞれにそれぞれの素材の良さがあり、当然それぞれに欠点もあります。
自分の走り方にマッチする素材を求めて色々乗り比べてみるのも自転車の楽しみの一つですね。

そんな溢れる素材の中で僕が好んで乗る自転車素材は「鉄」。
しなやかな乗り心地と最適な頑丈さを併せ持つことができる「鉄」のフレームは、自転車素材としてとても優れていると感じています。

ですが、そんな「鉄」にも最大の弱点があります。

それは「錆」

この錆問題、何も鉄のフレームだけに限った話ではありません。
どんな素材の自転車でも「鉄」のすべてを自転車から排除することは出来ません。

何故ならばフレームの素材が鉄で無くとも部品には必ず鉄が使われていますから自転車のどこかが錆びてしまう可能性は常にあるのです。
今回ピットには、錆が進行し続けた結果、最悪の事態になってしまった自転車が入庫しました。
よほどの条件が重ならない限りここまで錆が進行することはありません。
特に今回は、軽量なパイプが使われていたため肉厚が薄く進行が早かったのも原因の一端かと思いますが、最悪の事態に至る可能性は常にありますので参考にしていただければ幸いです。

これがそのフレームです。

ボトルケージの横塗装部分に塗装がボコボコになってしまった箇所が見受けられます。

これは、シートパイプの中で錆が侵食し、塗装の下で錆が膨らみ表面がボコボコになってしまったものです。

では、塗装の下がどうなっているか、塗装を剥がしてみましょう。

錆がパイプを侵食しつづけパイプに穴が空いています。
別の角度からもう一枚。

さらに大きな穴が空いています。
塗装の上からでは塗装がカバーしていたので穴は見えていませんでした。

しかし塗装の下で、少しずつ少しずつ錆が侵食しフレームに決定的なダメージを与えてしまっています。

もう一枚は、シートパイプの中をできる限り写してみました。

本来であればグリスが、錆を防いでいるはずでしたが、長年の使用によりグリスがなくなってしまいパイプ内側の奥の方まで錆が進行しています。

ここまできてしまうと修理は効かず、パイプの交換となるのですが、今回は欠損箇所がシートパイプ。
溶接箇所が多いためパイプを交換することもできず、フレームを交換するという残念な事態となってしまいました。

では、このような事態となってしまった原因はなんでしょう?

シートパイプ内側の錆の原因は、シートポストとシートパイプの間から雨の日の乗車などによって水が侵入してしまうからです。
この部分は、グリスがしっかり塗られていればグリスが止水の役目をしますので防ぐことが可能ですし、他の侵入箇所としてボトルケージの取り付け部分のネジ穴も考えられますが、これもグリスで防ぐことができます。

もう一点は、寒暖差によるフレーム内の結露なども考えられます。
これは、定期的な整備の際にフレーム内に錆止めのスプレーを吹き付けておくことで防止できます。

つまり、ほとんどの侵入箇所は定期的なチェックとメンテナンスで防ぐことができるのです。
しかもその内容は、グリスや油の塗布といった簡単な内容。
作業時間は、正味3分といったところではないでしょうか?

さあ、皆さん。
今すぐ愛車のシートポストを抜いてみましょう。
どうですか?

クランプを緩めたのにポストが動きにくくなっていたら要注意です!!

すぐにグリスや錆止めスプレーを塗布してあげてください。

大好きな自転車を守るのは、ほんの少しの整備です。
まさに注意一秒怪我一生。
自分ではもう分からないと思ったら、我らがサークルズのオーバーホールへお持ち込みください、その時点でできる最高のメンテナンスを提供させていただきます。

でも、メンテナンスは、細かく少しづつが基本ですよ!!


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