BIKE to KYOTOGRAPHIE

まいどです。もんじゃです。

高性能なデジカメが手軽に買えるようになったり、その反動でフィルムカメラが見直されたり、スマホでAI写真が撮れたり、その写真をSNSで誰でも発信できるようになったり、、、写真を巡る状況はとても広く豊かになったなと思う。そんなカジュアルな写真世界がある一方、撮影や表現の可能性を突き詰めていく芸術としての写真も昔ながらにあって、そういった世界はやっぱりプリントや作品そのものをフィジカルで体験する以外に触れる方法は無いだろう。

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」

京都の街のあちこちが会場になる国際的な写真展KYOTOGRAPHIE(キョートグラフィー)。今年で9年目を迎えるこのイベントは前々から知っていたものの、なかなか見に行く機会が無いままだった。ところが、17年に開催したSimWorksの伊豆ライドイベント”Ridin’Birds Passhunting”に参加してくれた鈴木くんがKYOTOGRAPHIEの運営に携わっていて、招待してくれたのだ。こういうつながりはとても重要。すぐに自転車を持って新幹線に飛び乗った。

自転車で巡るKYOTOGRAPHIE

駅で自転車を組み立てコーヒーを飲んだら、まずメインの案内所で会場マップをもらう。行くべき場所が地図にプロットされているだけで、効率的な周回ルートを考えてしまうのは前職の職業病だ。

案内所近辺は歩きで回り、二条城会場へはいい感じのオールシティに乗る鈴木くんに案内してもらった。

辰野金吾が設計した旧日銀京都支店の京都文化博物館 別館で展示されていた、世界的ファッションフォトグラファーであるアーウィン・オラフのサービス精神に溢れた展示や、震災後の福島に住み、生花を活け続けた華道家 片桐功敦の作品、アフリカの祭りやドラァグクイーンを捉えたシエラレオネのンガディ・スマートの作品など、どれも強烈にインパクトがあって素晴らしかった。

明快で印象的な作品もある一方で、ぱっと見よく分からない難解な作品もある。そういった作品はコンセプトとアウトプットがうまく繋がっていない弱い作品だと以前は考えていたが、最近ようやくそれらの”よく分からない”作品が世界の豊穣を形成する重要な要素だと理解するようになった。ハイライトだけの世界は白々しいのだ。

実の際を回ろう

暗い展示空間で、うーん良く分からない…と呆然と立ち尽くし、そんな思いに耽るのも、実際に移動して人に会い、建物に入り、歴史に触れ、作品を鑑賞し、また自転車にまたがる事で得られる貴重な体験だ。会期はすでに終了してしまったけど、来年(おそらく春)は10回目の節目となる開催になるはずなので、ぜひ自転車で巡ってみて欲しい。

KYOTOGRAPHIE

https://www.kyotographie.jp/