WHAT ABOUT BIKE FRIDAY 2

前回ご紹介させていただいた NEW WORLD TOURIST / ニュー ワールド ツーリストについての投稿はいかがだったでしょうか?

今回はBIKE FRIDAY定番バイク紹介第2段とともに、そもそも小径車や折りたたみ自転車についてのあれこれを、もうちょっとだけ深くディグしてみる内容にしてみました、ちょっと長めではありますが、サイクリストであれば知っておいておきたいことも多く記載されていると思いますので、ぜひ最後までよろしくお願いいたします。

小径車に対する疑問、質問

まず、サークルズの店頭でよく尋ねられることがあります。
たとえば…

小径車って遅くないですか?
小径車ってペダリングが大変じゃないですか?
そもそも小径車ってのは小さな人用ではないですか?

上記の3つの質問に対する答えは、すべて「ノー」とお答えをすることになるのですが、このような質問は小径車や折りたたみ自転車に関するアルアルな誤解ともいえ、すべて車輪の小ささに対しての疑問や質問とも言えるのだと思っています。

ほとんどの人たち、そしてサイクリストは、小さい車輪は大きな車輪に比べると色々と劣っている事があると思い込んでしまっているのですが、小さい車輪が大きい車輪と同じくらい、あるいはそれ以上に優れている理由が実はたくさんあるのです。

まずは適切なギアリングがカギ

まず、車輪が小さいからと言って、スピードが遅くなったり、より多くペダリングをしないといけないとういことはありません。 ペダルを漕ぐとスピードが出る、当たり前のことですが、要はペダルが一回転する間に車輪がどれだけ進んだのか、その距離のことを一般的にギアインチと呼びます。

例えばですが、大径の車輪を用いた自転車と全く同じギアリングの小径車を組んだとしたのなら、当然大径の自転車よりもギアインチは小さいので進む量は少なくなります。 しかし、バイクフライデーのように考えられてしっかりと組み立てられているスポーツタイプの小径車は、より高いギア比を使用することによってその弱点を補うように設計されています。

今回ご紹介するPOCKET ROCKETは小径車のロードバイクコンセプトなので、一般的にフロントは53Tの一般的には非常に大きめのチェーンリングと共に、リアも11Tの最小カセットスプロケットを使用することによって、標準的な700cのロードバイクと同じくらいのギアインチを稼ぐことが可能になります。

小さなホイールは実は効率的

小さなホイールは、大きなホイールと同じくらいの安定性能を得るために必要なスポークの数が少なくてすみます。 当然、スポークの本数が少ないほど様々な抵抗も少なくなり、重量も軽くなるため、より軽快に走ることができるのです。

実際、科学的に検証した人が過去にも多く存在していて、小さなホイールは時速25kmまでの速度においては、大きなホイールよりも効率が良く、時速25kmから52kmまでは同じような効率性が続き、それ以上の時速53kmより速い速度においては、大きなホイールより効率が悪くなるだけなのだという検証結果もあります。

ですから、ツール・ド・フランスで先頭集団と一緒に走るということでなければ、割とどんなグループライドにおいても、仲間のサイクリストと一緒に楽しく走ることができるはずです。

小径ホイールは加速が速く、操作性に優れている

一般的に市街地を走行する場合、素早い加速力と軽快なハンドルさばきは、安全性を高めるために非常に重要になってきます。 先に述べたように小径ホイールは大径ホイールよりも重量が軽いため、加速が速く、停止状態からの慣性モーメントも小さくなります。 そのため、混雑した交差点での移動や衝突の回避は、小さな車輪の方がはるかに容易となります。 さらには、ホイールが小さいほどステアリングに対する応答性は高くなり、素早い判断もしやすくなります。 また、小さなホイールは1平方センチあたりの接地圧が高くなるため、タイヤの路面への追従性は高まるため、濡れた路面や急カーブ時においても有効です。 ただ段差の乗り越えに関しては十分に注する必要がありますが。

小さなホイールは強い

小さなホイールは、大きなホイールと同じように速く走ることができるのですが、実は強度もあります。 ホイールの強さを決めるのは、その作りの良さだけでなく、スポークの長さにも多く依存します。 スポークは長ければ長いほど柔軟性が増し、曲がったり折れたりしやすくなります。 よって短いスポークを使用する小径ホイールバイクの代表格でもある、BMXのように、飛んだり跳ねたりを繰り返しても、そうそう簡単に壊れたりしませんし、重い荷物を載せることだってできるので、実は小径車は荷物を満載してのロングツーリングや、荷物や人さえも運ぶのに適しているのです。

低いステップスルーと低重心の利便性

小径車がツーリングや子供の運搬に適しているもう一つの特徴は、自転車自体のバランスポイントが低重心になっているということです。 小径ホイールのバランスポイントはホイールの直径の小ささによって当然地面に対して低くなり、地面に対して低ければ低いほど自転車は安定します。 またパニアバックに食料品を満載したり、キャンプ道具を全部詰め込んだり、こども園への送迎へ子供を何人も乗せたりする場合、低重心の自転車であることは本当にありがたいことなのです。

また、小径車はもともとステップスルーが小さいので、バイクのバランスを保つのにはとても有効です。 このステップスルーとは、文字通り、自転車フレームの真ん中に立てるかということですが、従来のスポーツバイクフレームは、この完全なステップスルー化を実現できていない事が多いのです。 トップチューブがシートの付け根まで来ている事が多いので、自転車をやや片側に倒し、足を蹴り上げて自転車の後部を乗り越えていかないといけない動作は重たい荷物を積んだバイクでやると、簡単に転倒してしまい、自分もバイクも怪我をする危険が多くあるのです。 小径車特有の低いステップスルーは、簡単に、バランスよく、安全に乗り降りができる。 そして、高齢者や運動機能の低下した方でも乗り降りがしやすいという大きなメリットがあります。 なので日本の70〜80年代のママチャリによく見られる小径車仕様のタイプ、いわゆるミニバイクが当時は社会を席巻していたのですね。

POCKET ROCKET / ポケットロケット

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する POCKET ROCKET / ポケットロケット は、折畳むことのできるロードバイクと位置づけていただければ結構です。 その走行性能はオンロードでより高いポテンシャルを発揮します。 その加速性能、高い車体剛性、安定感のあるハンドリングは長距離のライドにおいて大きなホイールのスポーツバイクにも引けを取りません。 またポケットロケットには上位モデルとして、POCKET ROCKET PRO / ポケットロケット プロ もあり、ダブルバテッドのより軽量なパイプを使用し、リアエンドをモノステイにすることにより、より軽量で反応性を高次元へと引き上げてくれます。

ポケットロケットは、バイクフライデーの共同創設者であるAlanとHanz Scholzが、ロードレースへの愛情と高性能なカスタムオーダーのスポーツバイクを、誰でも簡単に持ち運んでもらいたいという願望から設計が開始されました。
700cのロードバイクとはちょっと違う感覚なのですが、プロレースではないスピードで「山を登り」、「山をくだり」、「平地を駆ける」という、この三要素をとても気持ちよく行うことができます。

折りたたみも無論簡単で、シート下のクイックとハンドル部分のクイックを外すことでかなりコンパクトになり、さらに前後車輪を外しますと宅急便サイズにまで小さくなります。

ポケットロケットは驚くほど軽くて、軽快な高性能ロードバイクであるのにも関わらず、数秒で折りたたむことができ、車のトランクや輪行バックにあっという間に詰め込んだりできるので、どんな旅先にも、常に連れて行ってもらえたら、行動範囲が格段に広がりますので、自転車と共に最高の思い出が作れることは間違いありません。

ポケットロケットの機能:

  • 高性能、軽快な乗り心地、長距離ライド用に設計構築され、ちょっと大きめの20インチ(451mm)のホイールを備えたヒルクライムを得意とするロードバイクです。
  • 折りたたむと86 x 83 x 31cm(フレームサイズによって異なります)という驚愕のサイズになり、車のトランクにも折りたたむ瞬間から数分で簡単に収めることができます。
  • オーダーメイドなので身長140cm~200cmまでのサイクリストにジャストフィットで製造されます。
  • ポケットロケットのフレームは最大で100kgまでのライダーに設計されています。
  • ポケットロケット プロのフレームはノーマルに対し約907gの軽量化になり、体重86kgまでのライダー向けに設計されています。
  • 折りたたみ時にはとてもコンパクトなので宅急便で送ることも可能。 目的地のホテルに事前に発送しておけば、手ぶらで現地に向かいライドし、また手ぶらで帰るなんてことも可能です。

バイクフライデーのオーダーはサークルズまでお問合せ下さい。

kyutai
田中 慎也

空転する思いと考えを自転出来るところまで押し上げてみた2006年。自転し始めたその空間は更なる求心力を持ちより多く、より高くへと僕を運んでいくのだろうか。多くの仲間に支えられ、助けられて回り続ける回転はローリングストーンズの様に生き長らえることができるのならば素直にとても嬉しいのです。既成概念をぶっ飛ばしてあなただけの自転力に置き換えてくれるのなら僕は何時でも一緒に漕ぎ進めていきたいと思っているのだから。
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