今年も怒涛のように年末のスケジュールが押し寄せてきましたね。
とにかくハイテンションのアッパーなクリスマスもいいですが、のんびりチルなお正月の雰囲気も大好きです。
お正月は1年の始まりであると同時に、新年の幸せを携え山から降りてきてくれる年神様を祀るお祭りでもあります。門松はその目印、しめ縄は神様滞在時の結界、鏡餅は神様の食事、という役割があります。「神さんよう来たね。ちょっとうちでご飯でも食べてってな。」て具合でできるだけ長く居てもらうのです。
愛車にもしめ飾りをつけよう
そういえば昔は車のフロントグリルにしめ飾りをつけている人もたくさんいました。無機質な自動車のキラキラしたフロントグリルに、日本の伝統的なしめ飾りがぶら下がってるというアンビバレントな組合せにグッときたものです。
最近だいぶ減ってしまったのは、伝統文化の希薄化もありますが、車の電子制御が進み、ブラックボックス化して愛着を持ちにくい道具になってきたからかな〜とか思っていますが、それなら日々の足として、趣味の遊びとして使っている自転車はどうでしょう?
できれば自転車にも神様をお招きして、交通安全と身体健康と旅行安全をお願いしたい。
という事で、個人的には15年前から毎年、簡単なしめ縄を自作して自転車に付けていたんですが、今年は中村区の花屋タンブルウィード(@tumbleweed)にお願いして、いくつか作ってもらったので、頒布してみる事にしました。
新春自転車「走福」しめ飾り
Tumbleweed製
素材:横山家稲わら、他
多くのしめ縄と同じ様にローカルの手作りです
名古屋でお花といえば、アトリエみちくさとタンブルウィード。サークルズやアリバのお花やグリーン関係は全部おまかせしています。そして、今回しめ縄の素材となった稲わらは、サークルズメカニックのまことさんの田んぼで刈ったもの。そして走る事によって福が来るよう「走福」のレタリング。神様招来以外にも色々とご利益ありそうです。もちろん、自転車以外の走るものなら何でもOK。
メッセンジャーで毎日100km走っていた当時は、路上のどうしようもない不運を避けるために、いくつかゲン担ぎ的をやっていました。交通安全は神頼みでは無いのはもちろんですが、気持ちの安定はなかなかに重要です。
部屋の大掃除と一緒に自転車もきれいにして、しめ飾りを付けて、気持ちよく新年を迎えられるようにしたいですね。