少し前に組んだ自分用のバイクが最高なので、ウェブショップレコメンドとしても紹介(自慢)させていただくこととします!!!
サークルズに入社するきっかけとなった SURLY / サーリーの Pack Rat / パックラット。
当時はカルチャークラブにいたカモさんに「サーリーって面白いメーカーなんだよ」って口説かれて思わず購入を決意。
そのまま丸投げして当時乗っていたクロスバイクから移植したパーツでガチャ組みしてもらったこのバイクには、酸いも甘いもたくさんの思い出(どうぞ割愛させて下さい)がございます。
最近は専ら、街乗りはトラックバイク、ライドはロードバイクとめっきり出番が減っていました。
輪業従事者につき、車は持たぬ民ゆえ、大容量自転車はかねてより検討していたのですが「これクラストフォークぶち込んだら絶対クール(便利)なんじゃあないのか?」てことでインストールと同時に色々とパーツもアップデート。
結論から言うと最高です。組んで良かった。
Frame | SURLY Pack Rat |
Fork | CRUST BIKES Clydesdale Cargo Fork |
Head Parts | CHRIS KING NoThreadSet 1-1/8″ |
Handle Bar | NITTO B604AAF |
Basket | WALD 42 Basket |
Stem | NITTO Girls Keirin Stem Black |
Pedal | SIMWORKS Bubbly Pedal 2022 Limited Bronze |
Front Hub | Shutter Precision PV-8 |
Tire | SCHWALBE Marathon Front 20×1.75″ / Rear 26×2.00″ |
Center Stand | ESGE BY PLETSCHER Twin Leg Stand |
目指したのは日本が誇る超(スーパー)ユーティリティバイク、ママチャリ
ママチャリには、ツアラーやMTB、ロードレーサーとは違う”乗りやすさ”があります。それは毎日使用するが故に、日々使うための工夫が凝らされているはず。
例えばバックスウィープ(ハンドルが手前に曲がる)が大きく、ライズしたハンドルは体が起きることで視野が広がり道路状況が確認しやすくなります。チェーンガードを付けて裾を巻き込みとチェーン油から守る。スタンドを付けて停めやすくする…などなど
ママチャリにとっては当たり前のパーツスペックですが、スポーツバイクっていうカテゴリーでは「どうなんだ」という声が聞こえてきそう…
がしかし!このバイクのコンセプトは「ママチャリ」
通勤・お買い物・ちょっとした移動。これらさえこなせればそれで良かろうなのだ。
また元々ギアード車体でしたが、ギアトラブルを減らす変速のないシングルスピード化しました。最近引っ越して坂道もほとんどないし、ギア比2.43くらいなので急いでさえいなければ、全然問題ないです。むしろ変速について考える必要もないので調子良し。
変速数は多ければ多いほど良いと思われがちですが、Less is more。デイリーユースならなくても無問題。
スタンドは、ESGE by PLETSCHER のセンタースタンド。色々なセンタースタンドがありますが、強度はもちろんスッキリしたルックス、一番好きなセンタースタンドです。
個人的にめちゃくちゃかっこいいと思うパーツ、DIA COMPE(Ene Ciclo)のチェーンカバー。
44-48T向けなので(このバイクは39T)綺麗に付くようにちょいと加工しました。太いパンツだとどうしても擦っちゃいますが、少し捲ったりストレートフィットなパンツであれば、巻き込まれることもなく快適です。
ピカピカの見た目もクール。
踏み面の大きい SIMWORKS Bubbly Pedal でシューズを選ばず乗れるのもポイント。トラックバイクばかり乗っていたのですが、スリッポンやスケーターシューズ以外も履きたい。
おかげでニューバランスもナイキもどんと来いです。
CRUST BIKES Clydesdale Cargo Forkでストレージを増設
お馴染みのクラストフォークを純正フォークと差し替えることによって、大容量のストレージを確保しました。WALDや他のバスケット/ラックでも良いんですが、低重心による荷物を運ぶときの安定感とヘッドチューブ周りの美しいワイヤリングを考慮してクラストフォークを選択。
ベストなチョイスだったと自負しています。
スーパーで大量の買い込みをした時、お出かけ時はリュックやメッセンジャーバッグをしなくて良いのは本当に助かりました。ラックでも体験できることだけど、荷物を体に纏わないってのはストレスから解放されます。
タイヤは前後SCHWALBE Marathon。地上最強と名高い範馬勇次郎的なタイヤです。パンクから身を守ります。
ハブダイナモでさらにママチャリ化
SPのダイナモハブとBUSCH MULLERのダイナモライトで、前輪が動けばフロントライトが点灯します。持っているすべての自転車をハブダイナモ化しようかと思い悩むほどに最高です。
充電や電池交換という煩わしさがないし、動くと点灯する、ごく単純だけど便利で生活に密着しているスタイルが美しいんですよ。
先日、木村ニシパが最近ダイナモライトの良さを語ってくれました。こちらも読んでみて下さい。
サークルズハンドビルドホイール部門「ゴリラスパン」でもハブダイナモホイールの組み付け承っております。パーツがわからなくても大丈夫。連絡待ってます。
思い出が詰まったフレームをこうやって改めて組めるのは、クラストフォークはもってこいですね。ちゃんと実用的なのが、尚のこと良いものだと感じさせてくれます。
いやはや、最高にかっこいいママチャリが組めたんじゃあないでしょうか。
拘ってるところは拘ってますが、結構お財布に優しいパーツや中古パーツもたくさん使っていますし、かなりごちゃごちゃで組んでるんですが、綺麗にまとまったなと手前味噌ながら感じています。
ママチャリだからこそ、普段使うものだからこそ、うまくドレスアップすること、スポーツバイクという既成概念をぶち壊してみる…とうちのボスの言葉を借りましたが、今になって身に沁みる言葉です。
そんなわけでみなさんのパーツ選びの参考になれば幸いです。
以上ウェブショップ担当のりんたろうの自慢でした!アリーヴェデルチ!