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サドル沼にはまらぬよう…。

こんにちは。Circles Tokyoの石川です。

もうね、限界なんです。

我が家のソファー。

昔から使っていて結構気に入っていってたんですけどね…。

家で過ごしている時は座っている時間が長いソファーなだけに、
買ったけど合わなくて買い替える…ソファー沼にハマる事は避けたい。かといって買ってから長時間使ってみないと自分に合うか合わないかわからないのが難しいところです。

この会話、まったく同じ話を店頭でお客様とした気がする。
そう。サドル沼の話。デジャヴ~~

今回はCircles Tokyoにあるサドルでおススメブランドを厳選して紹介していきたいと思います。

まだ最適なサドルを見つけられていない方は参考までにご覧ください。

STEVE POTTS

USAを代表するレジェンドビルダーのひとり STEVE POTTS/スティーブ・ポッツ。

彼は1970年代後半から80年代初頭に起こる、マウンテンバイクムーブメントを作ったシーンの渦中にいた人物です。

当初から彼の持つアイディアと、フレームビルディングの腕は知れ渡っており、マウンテンバイクの創成期において重要なプロダクトを開発していたレジェンド・オブ・レジェンド。

Circles(名古屋)にもスティーブ・ポッツのチタンパーツが入荷していて記憶が新しいのですが、そんなブランドからいなたさ100点のサドルのご紹介です。

STEVE POTTS BICYCLES Chinook Saddle

Price : 7,480円(税込)

フラットな座面エリアは座骨をしっかりとサポート、厚めでしっかりとしたパディングは長時間のライドに最適です。
そして素材はピュアレザー(本革)というこの手のサドルではお目にかかれないこだわり。

今コミューターバイクに取り入れたいサドルNO.1ですね。
在庫が残り僅か、ブラウンのみ店頭にあります。気になる方はお早めに。

BROOKS

BROOKS / ブルックスは150年を超える伝統のブリティッシュブランド。レザーサドルといえばこのブランドと認識している方も多いのではないでしょうか。

レザーサドルは、今やコミューターバイクにも装着される出番が多いサドルですが、ただおしゃれなルックスを持ったサドルではなく、ひと昔前にランドナーと呼ばれるような長距離ライドを楽しむサイクリストにとっての絶対的な選択肢として存在していました。

なぜかというと、自転車との多く接点のある部分を快適に、そして安全に保つにはレザーが最適だからです。
十分な柔らかさのあるレザーは、乗り手の身体に合わせて動き、馴染んで形を整えてくれます。

これはBROOKSにも、この後紹介するSELLE ANATOMICAにも同じ事が言えます。

まずはBROOKSのおすすめをご紹介。

BROOKS B17 Standard

Price : 23,650円(税込)

B17は100年以上に渡って生産されるBROOKSの定番のクラシックモデル。ブラックカラーのスチールフレームと小さな鋲が長い歴史を感じます。THE 定番モデルですね。

私のSURLY STRAGGLERにも付けていますが、座面エリアも広めで長い距離を乗ってもストレスが少なく、馴染みも早い。
愛着が湧きます。

ツーリングやコミューター、マウンテンバイク等のBIKEと相性が良いです。困ったらこれ!ができる定番サドルですね。

BROOKS Swift

Price : 27,500円(税込)

細身でサイド部分がカットされすっきりとしたシルエットが特徴のモデル、Swift。

定番のB17と比較すると、革質は少し硬め。
柔らかくなるまで、比較的時間がかかる事があります。
正直はじめは堅いですが、乗れば乗るほど柔らかくなり自分のお尻にぴったりと合った形になります。
時間をかけてしっかりサドルを育てていきたい方におすすめですね。

少し前傾姿勢でスピードを出すようなBIKEとの相性が良いですね。
クラシックなデザインですので、クロモリフレームなんかには持って来いです。

BROOKS Cambium C17

Price:19,800円(税込)

CAMBIUM C17 ALL WEATHERは、全天候型対応モデル。

硬化天然ゴムベースのハンモック効果による優れた乗り心地をそのままに、防水性と高い耐久性を発揮するナイロントップカバーを採用。

冬の風雨や雪、夏の日差しまであらゆる環境でも安心して使用できます。

座面はやや広めでツーリングやコミューター、マウンテンバイク等との相性が良いサドルです。
革の手入れや劣化が苦手な方はCAMBIUMが良いでしょう。

SELLE ANATOMICA

アメリカ国内で製造する唯一のハンドメイドの革サドルメーカー SELLE ANATOMICA/ セラアナトミカ。

革の張りと硬さはすべて、トップグレインと呼ばれる一番上の層に保持されています。

SELLE ANATOMICAはサドルトップの硬さを維持するために通常1枚のところ、トップグレインを2枚重ねにすることで、硬さを2倍にしています。

この2つの層がもたらす自然な硬さと、熱成形、乾燥工程の組み合わせにより、慣らしの必要のないサドルトップを実現しました。
すぐに柔軟性が生まれ、乗り手の形状に早く馴染んでいきます。

この工程を経ることで、レザーは衝撃に耐えながら何年も使えるようになります。そのおかげで、長い距離や長い時間ライドを楽しむことができ、乗り込むほどに乗り手のお尻にあった形へと馴染んでいきます。

レザーの硬さは、レザーの厚みにより調整することができます。 SELLE ANATOMICAでは、ライダーの体重に応じて最適化されたレザーをモデル別に使用しています。

また、SELLE ANATOMICA社だけにしか作ることのできないユニークなデザインの「THE SLOT(中央の穴)」を搭載し、それによりサドルの両端が坐骨の下で自由に動き、座面にかかるストレスを緩和してくれます。

SELLE ANATOMICA X2 Leather Saddle

Price : 31,680円(税込)


X2はメインフレームが鋳造アルミに、サドルレールはステンレススチールになり、スチールフレームとクロモリレールだったX1と比べて95グラムの軽量化に成功しています。

X2はアーレンキーですべて分解と組み立てが可能。
サドルレザーは消耗品であると考えているSELLE ANATOMICAでは元々はレザーの張り替えサービスを行っていましたが、5〜7年おきに交換時期が来るサドルレザーの張り替えを自分で交換することも可能です。

高級感あるレザーの質感、BIKEに取り入れるだけで印象がガラッと変わるところも魅力です。

 SELLE ANATOMICA H2 Leather Saddle

Price : 31,680円(税込)

H2は SELLE ANATOMICA のサドル中で最も頑丈なサドル。
目安として86〜113kgのサイクリスト用に設計されています。
またツーリングや長距離乗りや、より堅い乗り物のプラットフォームを好むサイクリストにとっても理想的なサドルです。

使用されるアルミニム鋳造フレームは、軽量で、より強く、使い勝手の良いものです。

X2同様アーレンキーですべて分解と組み立てが可能です。

SELLE ANATOMICA R2 Rubber Saddle

Price : 29,480円(税込)

耐候性に優れたラバー素材を採用し、簡単に座面とフレームを取外すことができる構造が特徴。
レザーに比べると多少は硬いですが、防水性に優れているため、雨に濡れたあとのケアも心配無用。

天候条件でのライディングに最適なサドルです。

SELLA ITALIA

100年以上の歴史を誇るイタリアの老舗サドルブランドのSELLA ITALIA / セライタリア。

革新的なアイデアでサドルの歴史を塗り替えてきたブランドです。
今では当たり前になったGEL入りサドル、中央に穴の開いたサドル、カーボンサドルなど、これらはセライタリアが先駆けて開発してきました。

その中でも多くのトップライダーに愛された軽量サドルの復刻として今なお人気のモデルを紹介します。

SELLA ITALIA Flite 1990

Price : 19,030円(税込)

名作の呼び声高い初代フライトの復刻モデル。

レールにはチタンチューブが採用されています。
細長いノーズと軽量さ、そして快適さで人気を博した雰囲気は当時のまま。

私のRITCHEYにも付けていますが、乗っていて感じるのはペダリングのストレスのなさ。先端を細くカットすることでペダルを漕ぐ度に生まれる摩擦を軽減しています。

シルエットが美しく、スチール系ロードバイクやシクロクロス、ピストなどのBIKEとの相性が良いですね。レースバイクにもお勧めです。


ここまで長々とご紹介してきましたが、自転車に乗る際に一番密接に関わる部分がサドルです。

長時間乗るにあたり、サドルが合わないというのはとてもストレスですよね。乗る目的に応じて適したサドルを選ぶ事で快適に、そして愛着を持って長く使えるサドルと出会えるよう、是非店頭でご相談ください。

そして良いソファーを売っているお店をご存じの方、是非教えてください。ミッドセンチュリー期の家具が好きです。

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ishikawa
石川 大稀

学生時代は野球に没頭。球際の強さに定評あり。 セレクトショップに就職後、販売員、人事を経て現在Circles Tokyoへ。 自転車は勿論、服、音楽、家具、植物、ローカル飯、好きです。 その土地の面白いことや店、美味しい食、そこでしか見れない景色、空気を感じるライドが好きです。
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