連日暑い日が続きますね。 暑いのが苦手で自他共に認めるサークルズ一の汗っかきな私ですが、通勤ライドの時はできるだけ風を感じて走りたいので、信号に引っかからないように裏道を走ったりしています。信号に捕まった時にはもう汗だくですからね。こうやって信号のタイミングや道路の状況に応じて街路をのらりくらりとフレキシブルに走ることができるのが個人的には街での自転車の強みだなぁなんて思います。
今週のBIKE of the WEEKでは、そんな街におけるシティクルージングを楽しめちゃう自転車のご紹介。


すっかり定番となりました、カナダはモントリオールのバイクショップ C&L CYCLES のオリジナルブランド BASSI BIKES 。
僕らと同じく、日常生活と自転車という関係がベースにドスンと構えている中でその楽しさを追求しているショップだからこそ、できるだけ頑丈に、そして時代の流れに左右されずに末長く乗り続けられるようにしたいという思想をもとに生み出されるバイクは、「自転車こそが新しい環境を発見し、移動手段として最良の方法である」という彼らの信念を体現しています。

彼らが考えるオールラウンダーなツーリングバイクが今回組み立てた HOG’S BACK 。組み方次第でATB的にも、はたまたツーリングやデイリーユースに軸足を置いたバイクにも仕立てることができるこのフレームを、シティークルージングが楽しめるコンセプトでアッセンブル。


個人的にこのアッセンブルのハイライトはなんといってもハンドルに SimWorks by NITTO / Cowcow Bar をチョイスしていること。とにかく目線を上げて街の景色を楽しみながら快適にクルージングできるように、速さとは縁を切って気持ちよく乗るんだっていう意志が感じられます。
アップライズゆえに坂道なんかは踏ん張りが効かなくて大変だったりするけれど、別にしんどかったら自転車を降りて押せば良い。ゆっくり行きましょうぜっていう感じが良いですよね。



あくまでも日常使いがベースになるので、パーツチョイスは変に背伸びせず、でもちゃんと安心して使えるようにという構成。足るを知るとこれでいいじゃんってなるわけです。MICROSHIFTのAdventなんかはまさにそんなコンポーネント。



足元だけはちょっとこだわって、ULTRADYNAMICO / Mars Raceをチョイス。約2.3″の太さを活かして、街中の多少の段差は気にせず走れますし、休日に少し足を伸ばせばATBライドを楽しむことだってできます。フレームカラーのLoch Ness(ネス湖に由来しています)に対してグレーのタイヤは映えますね!
ペダルもSimWorks by MKS / Taco Pedalにしているので、その踏み面の広さで踏みやすく、またピンが靴のソールをしっかり捕まえてくれるので、日常使いはもちろん、ダートライドの際にも安心というわけです。

現状はシティクルージングを見据えてのアッセンブルですが、将来的にはダートクルージングだって問題なく楽しめちゃう懐の深いバイクに仕上がりました。街から里山へ、フィールドが変わっても浮遊感ある気持ちの良いライドを楽しんでいただけたら幸いです。

そうそう、BASSIですがちょうど今週再入荷があり、Hog’s BackとBloomfieldの欠品サイズだけでなく、新しくMontréalというモデルも入荷しておりますので是非チェックしてみてくださいね!
これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。