日中は暑く、陽が落ちると肌寒いという日が続きますが、季節は確実に秋から冬へと進んで行ってますね。個人的にはこれからが自転車乗るにも釣りするにも好きな季節です(笑)。季節の変わり目、皆様くれぐれも体調を崩されないように。ということで、早速今週のバイクチェック行ってみましょう!
これぞSuper Somethingという懐深いアッセンブル
今回ご紹介するのは、お馴染みSKLARのSuper Something。
サークルズではこれまでドロップバーでアッセンブルしたバイクを紹介することが多かったですが、今回はフラットバーでアッセンブルした好例となる一台。
個人的にはこういう組み方もありなんですよ!っと声を大にして伝えたいアッセンブルで、様々な路面でのライドや、様々な土地でのライディングを楽しむためのあらゆるニーズに対応する、多用途な「プラットフォーム」として生まれたSuper Somethingというバイクの懐の深さをまさに表している一台です。
ドロップバーのロードバイクに乗られているオーナーさん、輪行ツーリングをよくされるということですが、風を切って速く走るというよりはご自身のペースでライドを楽しまれているので、快適なポジションでツーリングを楽しめるように、ハンドルにはFun3 Barをチョイス。
初めて訪れる土地であれば、急がず焦らず、しっかり目線を上げて景色も楽しみながらライドしたいですし、ふと気になった場所も気軽に立ち寄れるのも自転車の良いところだったりします。
必ずしも、ロングライド = ドロップハンドル という必要はなく、楽しみ方に応じてこんなアッセンブルだってアリですよね。
フラットバーだったら650Bホイールと想像してしまいがちですが、あくまでもオンロードツーリングがメインの用途、未舗装路も多少は走るけれど舗装路を走ることのほうが多いということで、ホイールは700cをチョイス。
ULTRADYNAMICOのCava Race 700×42.??mmなら、舗装路も快適に、空気圧の設定で多少の未舗装路も難なくこなせます。
長く使い続けるためのパーツチョイス
ヘッドセット・BB・ハブといったベアリング関係は安心のCHRIS KING。そして制動部分の要、ブレーキキャリパーはPAUL COMPONENTのKlamperを。少し値は張りますが、個人的にはメカニカルディスクだったら間違いなくこれが一番です。
CHRIS KINGも、PAUL COMPONENTも、パーツ単体として美しいのはもちろんなんですが、正しく手を入れながら末長く使い続けることができるのが最もポイントで、それを考えたら、決して悪い投資ではないと思うんです。
実際、私のSKLARもCHRIS KINGのベアリング類は手を入れながら今でも快調に使えていますし、もともと別のバイクに装着していて載せ替えての使用となったKlamperは、リリースされてすぐ2015年に購入してもので、数々のCXレースやグラベルライドとハードに使ってきてきましたが、要所要所で内部をバラして洗浄+グリスアップをしているので、7年経った今、見た目はボロボロでもレバーの引き感は快適そのもので、我ながら良い買い物をしたと思っています。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、長く使い続けることを考えたら、こういうパーツチョイスもあっていいんですよ!というお話です。
早速Super Somethingでのライドを楽しんでいらっしゃるオーナーさん、実は先日の和歌山でのArcadeにも新宮まで車で、そこから自転車に乗って会場まで遊びにきてくださいました。このあと串本の方へとライドしてキャンプされたようで、めちゃくちゃ満喫されていましたよ。新宮から和歌山方面へはサイクルトレインがあり、輪行袋を用意せずに気軽に輪行できるので、ちょっとチャレンジングなライドルートを組み立てても楽しそうですね。
これからこのバイクを色んな所へ連れて行ってあげてくださいね!
これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。