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【BIKE TO HIKE】ただただ遊び尽くしたある日の休日

10月14日水曜日。
その日は前々から天気予報では晴れの予報、予想最高気温も26度と外で遊ぶのにはこの上ない日となるには明らかだった。

また、天気に恵まれなかったり別の予定が入っていたり、気力がなかったりで数週間ライドに行けていなかったこともあり、僕の遊びに出かけたい欲求はメーターを振り切る寸前、しかも次の日も休みなので、体力を思う存分使い果たすことができる日でもあった。

その日が近くにつれ、兎に角一日を十二分に使い切りたいという思いも強くなり、ただ自転車で色々な場所に足を運ぶだけでなく、自分自身の足で山を登りたくなってきた。 というわけで久しぶりにBIKE TO HIKE、鈴鹿山脈の竜ヶ岳へ向かうことにした。

初めは別の山へと向かおうと色々作戦を練り、いくつか候補を考えのだが、自走で辿りつける場所で、景色も良く、そこそこ登りごたえのある場所がなかなか見つけられなかった。往路に輪行を交えればよいのだけど、なんだかそれをするのに気が引けた、兎に角目的地までは自分自身の足で辿り着きたかったのだ。

ルートはいつもと同じ、と言っても前回からもう1年以上も経ってしまっているのだけれど、津島街道を抜け、二ノ瀬峠を越え、石榑峠旧道を登りきったところにある登山道へと足を踏み入れるのだ。この日は本当に天気がよかったので、峠の頂上、登山口手前の駐車スペースには車が一杯、それ以上に駐車はできない状態になっていた。

竜ヶ岳山頂へと向かう石榑峠からの登山道は、鎖場などがあるわけではないけれどそこそこ急登なルートで、ペダリングで疲れ果てた太腿にさらなるダメージを与えてくる。 それでも休憩を挟みながらゆっくりと歩みを進めていけば、あの美しい稜線と、清々しいほど海までひらけた眼下の景色にただただ心奪われるのだ。

休日のライドと言えば街中を抜け山々が点在する地域に向かうことばかりなのだけれど、やはり自転車から見える景色と自分自身の足でしか辿り着けない場所から見える景色とは全く違う。 また自らの力で動かす自転車という道具すら手放し何の力も頼らず二本の足で地面を一歩一歩踏みしめながら山道を進んで行くという行為自体がとても魅力的だ。

だからこそBIKE TO HIKEという遊びはやめられない。

ちなみに今回はアリバのケイタと2人旅、最後は阿下喜温泉に入って汗を洗い流し、輪行で名古屋に戻ってから久しぶりの名店JAZZ喫茶 YURIへ。 互いの奥様も合流して良き一日の締めとなりましたとさ。

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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