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4年を経て。

遡ること2012年。自分自身にとって初めての経験だったNAHBS/ナーブスが開催されたのがカリフォルニアの州都であるサクラメント。そして4年の時を経て、私は再びその地に立っています。ナーブスとしては久しぶりのカリフォルニア開催。当時に比べて大きく変わったものもあれば、変わらないものもあり、時が経つことを感じると共に、いつ来ても新鮮な気持ちにさせてくれる人たちがたくさんいることは、僕らにとってかけがえのない事だと強く思います。

NAHBS2016

4年前と比べた時の大きな変化のポイントとしては、やはりCielo By Chris KingBreadWinner Cyclesに代表されるような、セミカスタムの短納期型ハンドメイドバイクビルダーの台頭が挙げられると思います。

BreadWinnerCycles2012年の時にはまだ二人でタッグを組んでいなかったBreadWinnerCycles。ビルダーの一人トニーはお気に入りの愛車のバイクに自転車をマウントして、週末になればトレイルまで出掛けて目一杯山遊びを楽しみます。

Bread Winner Cycles GoodWeather

今回BreadWinnerの二人がニューモデルとして引っさげてきたのは、Good Water/グッドウォーターというとても親しみやすいネーミングのピュアなオールマウンテンバイク。

BrradWinner GOOS Ahip

ユタ州にあるトレイルの名前が冠されたバイクは、27.5+といういわゆるセミファットサイズ(3.0″)のタイヤを呑み込み、29×2.3″にも対応する万能型マウンテンバイク。山遊びが得意なトニー・ペレイラの声が詰まったバイクです。

BreadWinnerCycles Continental

ContinentalにはSimWorks By Honjoのフェンダーをインストール。
今回良い機会に恵まれ、日本で嫁ぎ先が決まっているバイクをショーの為に準備させて頂きました。

BrradWinner CONTITNTAL Cri

BreadWinner B-Road

そして、既存モデルの中で、LOLO(ロードモデル)、HOLE SHOT(シクロクロスモデル)、B-ROAD(グラベルグラインダー)のそれぞれ3つのモデルにおいて、ディスクブレーキ仕様の場合、リアエンドが142x12mmスルーアクスルのオリジナルエンドも選べるようになりました。

Cielo By ChrisKing Base Racer

Cielo By ChrisKingからはBASE RACERと呼ばれるニューモデルが発表されました。142x12mmスルーアクスルに新規格のT47BBを採用するだけでなく、ENVEのGRDフォークを標準装備し、38cまでのタイヤを呑み込むクリアランスを持つグラベルグラインダーです。

Cielo By ChrisKing Base Racer

Cielo By ChrisKing Base Racer

そして、40周年を迎えたChrisKingはそのアニバーサリーモデルとして、Olive Drab/オリーブドラブカラーを発表。惜しまれつつも廃盤カラーとなったグリーンに変わってこんな選択肢が加わるようです。

初日を終え、サクラメントのローカルビルダーであり、バイクショップも営むRex Cyclesにて開催されたオフィシャルパーティーへ。Chris Kingが主催するパーティーは毎年各地のショーで開かれていますが、このようにローカルのショップを会場として使うことは、当たり前のようですが、やはりそこに関わる人、そしてその先のコミュニティが豊かになる事を想っているからこそできることだと思います。

Chris Diminno with Keita Odaira

そして、みなさんもきっとどこかで見覚えのあるシェフが、もうすっかり息の合うマイメンと一緒に腕を振るって参加者の方々に食事を振る舞っていましたよ!

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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