ありがたい機会をいただいて、やってきたのは岐阜県恵那市。 RIDEALIVE – Boku No Hosomichi – の舞台にもなった旧中山道を巡るべく、Cannondale / キャノンデールのSlate / スレートという楽しむを基軸としたバイクに跨り、落ち葉が敷き詰まったいにしえの道を走りました。
このスレートは、ロードバイク寄りのジオメトリーながら、レフティーフォーク(30mmストロークってのがミソ)に加え、650Bの太いタイヤを呑み込む面白い作りのバイク。 踏んだら素直に進んでくれるアルミフレームに、少し詰め気味なリアセンターのおかげで、舗装路でも快適に走ることができ、たちまち未舗装路に入れば水を得た魚のように進んでいきます。
今回バイクをお借りすることになった時に私は一つわがままを言いました。 「オマージュを履いてライドしてもいいですか?」と。
そんなオファーに二つ返事でOKをくれたキャノンデールのみなさんに感謝。 フレームの許容クリアランスとしてもおそらく上限であろう650x43Bのオマージュを履いてのライドと相成りました。
ちなみにこのスレート、パナレーサーのグラベルキングをベースとしたスリックタイヤを履いているモデルと、WTBより新しくリリースされたResoluteを履いているモデルの2つのラインナップがあります。 そこであえて今回はオマージュを履いてライドに行ったわけです。
途切れ途切れに続く旧道の未舗装路と、舗装路の区間を繋ぎながらのライドでは、低いノブが舗装路でも気持ちよく転がり、サイドノブが悪路でしっかりと仕事してくれるので、個人的にはスレートでオールマイティーに遊ぶなら、オマージュ。 とてもおすすめできます。
もちろん、他のタイヤにもそれぞれの良さがあります。 WTB / Resoluteは、より未舗装路に楽しみの重点を置きたい人にとっては心強いタイヤなのは間違いありません。 そしてタンウォールはあなたのバイクの印象をがらりと変えてくれます。
このように、同じバイクでも、タイヤを変えるだけで様々なライドを楽しむことができます。 タイヤ選びは本当に奥が深い。 これは特にグラベルライドにおいて顕著なこと。 もちろん個人的にも大好物な類のライドだけに、サークルズでは様々なバイクに対応するサイズのタイヤをご用意しています。
人力リコメンド:ベストなグラベルタイヤとは?
この時期は落ち葉がカーペットのように敷き詰まった道を踏みしめるように音を鳴らして走るのが楽しめる季節。 新しいタイヤを履いて出かけてみませんか? こんなところにも道があった!とか、ここへ繋がるのか!という発見があるのもグラベルライドの醍醐味です。