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【ベースレイヤー考察】暑い夏こそ、ベースが大切です。

 

猛暑日はドボン付きのライドを!

 
予報では最高気温が36度となっていた木曜日、いつものごとく、山の木漏れ日を求めてのグラベルライド。
 
 
のはずだったんですが、あまりにも暑いので、作戦変更。 ライドは早々に切り上げ、自転車をデポし、ベッドロックに履き替え、トレイルをハイキング。
 

 
1時間くらいハイキングをして、涼を求めて渓流へ。 キンキンの水で体をクールダウン。 結局、ライド→ハイク→ドボンと、どんどんスローダウンしていった休日のライドでした。
 
この週末は全国の200の観測地点で35度以上の猛暑日を記録し、アスファルトの上を走っていると、このまま溶けてしまうのではないかと思ってしまいますが、日中のライドは本当に気をつけないといけません。 水分補給はしっかりと、そしてたまにはスローダウンして水浴びなんていうのも悪くないですよ!
 
 

ベースレイヤーの重要性。

 
ところで話は変わりますが、みなさん、ベースレイヤーって着ていますか?
 
お店でお話をしていて驚くのが、意外にも夏場はベースレイヤーを着ないで、地肌にジャージを切られている方がいるということ。
 
確かに単純に考えれば、暑いのに余分に1枚着るというのは、暑さに拍車をかけそうですが、実際はそうではないのです。 いくら速乾性に優れるジャージといえども、汗を吸う量には限界があります。 そこにベースレイヤーを重ねることで、まずベースで汗を吸い、それを外側のジャージ、そして空気中へと効率よく発散していってくれるのです。
 

【ASSOS】 NS.Skinfoil Hot Summer ¥9,000(税抜)

 
ASSOS / アソスはウェアという名のエキップメントを作っていると個人的には思っています。 最良のパフォーマンスを発揮するための工夫を凝らしたベースレイヤーは、熱の外へ出すという点で優れる化繊ベースのベースレイヤー。 汗を素肌から素早く吸収し、外側のジャージへと移動させるので、常に肌はドライに保てます。
 
パネル構造ではなく、縫い目のないチューブ状の作りは、体に密着しながらも自由に伸びるので、身体の動きを妨げることもなし。
 
正直言って、アソスのジャージには手が届かなくても、これだけでも使ってみてほしい。 それくらいの価値がある縁の下の力持ち。
 

【SEARCH AND STATE】 Lightweight Merino Base Layer ¥11,000(税抜)

 
そして、SEARCH AND STATE / サーチアンドステイトからは、メリノウールとポリスエテル混紡の生地を夏用に薄く仕上げたベースレイヤー。 吸湿速乾性に優れたウールの特徴を活かしつつ、化繊を効果的に混ぜることで、真夏の気候にも対応し、耐久性も備えるという頼もしいアイテム。 加えて汗が乾いた後の匂いが気にならないというのも、メリノウールならではの特徴です。
 
 
アソスのものに比べると、落ち着いた表情を持っていることもあり、シャツの下に着込んだり、普段着のベースレイヤーとしても、夏には出番の多いアイテムです。 この日もRAL / Fast Pass Active Shirtのベースとして着ていました。
 
もちろん夏を快適に過ごすためにはジャージも大切ですが、優れたウェアを作る彼らの魂は細部にも宿るので、ベースレイヤーこそ、ケチらずに良いものを使ってみてください。
 
外見も大切ですが、暑い夏こそ、中身が大切なのです。
 
Special Thanks : Photo By @gokawai

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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