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【山と道】普遍的なものの中にある機能性

山と道のデザイナーである夏目さんが、山遊びで使用するために必要な機能性を求め、完成させたUL Rain Hoodyは、通常であれば足し算されていくギミックを敢えて引き算をしたことで独創的なスタイルのウェアとして生まれました。 何事においても必要不必要の価値基準は人それぞれではあると思いますが、そこにはしっかりとした理由があるのです。

そして、新たに入荷したこのMerino Hoodyにも、もちろん同じ事が言えます。

【山と道 / Merino Hoody】

¥16,000_(税抜)


Material: Merino Wool(170-180g/m2, 19.5μ) / 山と道 Original Blend
Weight : 274g (Size S) / 9.7oz
Color : Navy, Espresso, Charcoal Marl, Gray Marl

 

一見すると昔からよく目にする、普遍的なフーディースタイルのカットソー。 着慣れたルックスのものなので、何気なく袖を通してしまうでしょうが、これにもまたしっかりと裏打ちされた理由があり、辿り着いたスタイルなのです。

もちろんご承知の事も多いとは思いますが、改めてチェックしてみましょう。

フードは体温調節や体を暖めるのに非常に優れています。寒い冬の日や、風の強い時にフードをかぶると単純に暖かさが増します。 例え帽子を被っていたとしてもその上から被ればさらに暖かいです。 またこのMerino Hoodyのフードはさほど地厚ではないため、自転車に乗る際にはヘルメットの下に被っておく事も可能です。 もちろん耳も暖かく、襟元は鼻元まで高く上がるので、バラクラバのように口から首元を保護し、また胸元からの嫌な隙間風の侵入を防ぎます。 ストレッチコードも備えられていますので必要や好みに応じてフィッティングの調整も可能です。

また首元から腹部まで取られたジッパーを開く事で換気をスムーズに行うことができるので、体がヒートアップしてきた時には一気にたくさんの外気を取り込めます。

スウェットのような折り返しのリブは風の侵入を防ぐだけでなく、手首を温め血流を良くする効果も担います。 よりしっかりと手首を温め、保護したい時は備えられたサムホールを使用してもらえます。 また締め付けはさほどきつくないので、血流を妨げる事もありませんし、クールダウンのために袖をたくし上げることも容易です。

腹部に備えられたカンガルーポケットは、補給食の収納やハンドウォーマー的な役割を果たしますが、実はお腹を冷やさないということが最大の目的。 夜を通してなどの長時間、過酷な状況下において、お腹が冷えきってしまうと身体的なパフォーマンスが著しく低下してしまいます。 また一度冷えきってしまってから再び温めるのは容易な事ではありません。 気温の低い山での過酷な経験から得られた回答こそが、このカンガルーポケットなのです。

当たり前と思っていたようなスタイルでも、改めて見てみると気付かされる事が多々あります。

また使用される生地は、夏涼しく冬暖かい天然の調湿機能や消臭機能など優れた特性を持った100%メリノウール生地。 しかも特殊な技術で高い強度を得た、山と道オリジナルのもの。 いかなる状況下でも快適性を維持し、尚且つ永く使い続ける事ができるものとなっています。

冬のミッドレイヤーとしてはもちろんカットソーとして春先まで活躍する生地の厚さですので、これからのシーズン、ヘビーローテーションになる事は間違い無いでしょう。

既に入荷を待ち望んでいた方々がご来店くださり、生地の質感やサイズの確認はもちろん、様々なシチュエーションを思い浮かべながら検討をしてくださっています。 また先日紹介したUL Rain Hoody・PnatsMiniも少量となりつつありますが、店頭にて取り扱いをしております。

また山と道の製品につきましては、実際に手に取り、試着等をして、本当に必要なものかどうかを判断した上でご購入頂きたいため、通信販売は行っておりません。 気に留めてくださった方は、まずはご来店を頂き、その製品のクオリティーをお確かめください。

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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