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【PIT TIPS】ピッチピチやで。
– ねじ山には種類があるのです。-

さて、前回ご紹介させていただいたスルーアクスル方式のフレームやフォーク。
大きなメリットを元に多くのメーカーに採用され始めました。

そんな中、採用されるフレームが増えれば、サードパーティーさんによるアクスルシャフトの開発も活発化して純正のものより高性能なアクスルが販売されるようになってきました。
より軽量であったり、着脱が容易であったりと創意工夫が百花繚乱。
選ぶのに目移りします。

そこで今日はアクスルシャフトを選ぶ際の注意点をお伝えしていこうかと思います。

1:アクスルの太さ

まず第一はその太さです。
フォークであれば3種類(12mm、15mm、20mm)。
フレームであれば1種類(12mm)。
と、見た目にも大きく違うのでこちらはそんなに難しくないかと思います。
10mmなんていうニッチなモノも昔はありましたが、ここ最近のモノであれば上記の何れかに当てはまります。

2:アクスルの軸長

アクスルシャフトを選ぶ際の注意点で難しくなってくるのはここからです。
まずは、その軸長です。

3:ネジ山の長さ

アクスルシャフトの長さは、今お使いのモノを参考に測っていただくのが一番間違い無いのですが、その際に気をつけていただきたいのが、ネジ山の長さになります。

この部分の長さはメーカーによってまちまちで、多少長い分にはなんとかなりますが、短いとネジの噛む部分が足りなく車輪をしっかりと固定できないといったトラブルの元になりますのでご注意ください。

4:ネジピッチ

そして最もアクスルシャフトを選ぶ際に最も気をつけていただきたい部分もこのネジ部分にあります。

それは、ネジピッチと呼ばれるものです。
写真をご覧ください。

向かって左から1.0、1.5、1.75とネジ山の規格が違うものになっています。
ネジ山間隔の長さが違うのですが、これが違うと全く互換性がありません。
ですから、細心の注意を払い選んでいただければと思います。

この3点を押さえておけば、間違えることはほぼありませんので、
是非ともニューアクスルシャフト選びに挑戦してみていただければと思います。

ヤバイ、それでも不安だという時は、店頭スタッフにお気軽にご相談ください。

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makoto
横山誠

ふと気がつくとスポーツバイクと触れ合い始めてもうすぐ30年。 ゆっくり長〜く乗り続けるためのあれやこれやを考察中。 乗るのも、触るのも、直すのも、作るのも、やってます。
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