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【RIDE】with Patrick from ULTRADYNAMICO

怒涛のMADE Bike Show、そしてビルダーバイクパッキングを終えて、今回のアメリカ滞在も残りわずか。最後の2日はちょうど週末ということもあって、滞在先だったポートランドで最後のライドを楽しもうってことで、ケイタとともにAirbnbを飛び出してフォレストパークの方へとペダルを漕ぎ出しました。

向かうはあの人のお家。

そう、今年の6月にサークルズへ遊びにきてくれたことも記憶に新しい、ULTRADYNAMICOのパトリックのお家へお邪魔しました。かねてからポートランドに来る時は是非遊びにきてねと言ってもらっていたので、念願叶ってようやくの訪問となったのです。

フォレストパークへすぐアクセスできるところに住むパトリック、ダウンタウンからは少し急な坂を登った先にお家があるんですが、それはもうとにかく素敵なお家で、某カーサブ◯ータスなんかに出てきそうな立派な佇まい。

到着するなり用意してくれたラテがほっこり体に沁みたなぁ。それからバイクガレージやお庭などを案内してもらい、準備ができたら早速ライドへレッツラゴー。

Photo by Patrick a.k.a @Ultratradition

家から自転車で5-10分も走らせればフォレストパークへとアクセスできるのは本当に羨ましい。SimWorks USAがオフィスを構えるCHRIS KINGもインダストリーエリアの中では比較的フォレストパークに使いエリアで、陽の長い夏場であればアフターワークでサクッとライドできるのも魅力だったりします。

フォレストパークの中には、ハイキング / サイクリング などアクティビティー別にゾーニングされたトレイルが無数にあるので、その時々に応じて色んなトレイルの組み合わせで時間やレベルに応じた色んなライドを組み立てられます。今回は午前中にユルめにサクッと乗ろうよってことで、パトリックがいい感じのルートを案内してくれました。トレイル入って一発目のヒルクライムはめちゃくちゃキツかったけど(笑)。

登ったご褒美には極上のダウンヒルってことで、パトリックもアグレッシブに攻めてました。それはもうリムブレーキのバイクとは思えないスピードで下っていきましたよ。

夏場はとにかくここでのライドを楽しみ、冬場はどうしても雨が多く乗れない時期が長いので、フォレストパークをランニングして身体を動かし続けるのがパトリック流のポートランドの楽しみ方。

こういった日々のライドやランニングの中でタイヤのイメージが湧いてくるんだって聞いて納得。ちなみに、ULTRADYNAMICOの最初のタイヤRoseは主にウルトラロマンスことロンのアイデアで、次に続いたCavaがパトリックのアイデア。そして一番新しいMarsは二人のアイデアが合わさってできたパターンなんだとか。ロンはコネチカット、そしてパトリックはポートランドとお互い違う場所に住んでいるからこそ、それぞれのアイデアが形になっているのがULTRADYNAMICOの面白さだなぁと改めて実感しました。

フォレストパークの木漏れ日の中を走るのは最高の一言。今回の旅を締めくくるには最高のライドとなりました。

ということで、最後にパトリックのバイクチェック。

フォレストパークにいく時はグラベルバイク(パトリック的にはファットタイヤドロップバーバイク)に乗ることが多いというパトリックは、CRUSTのRomanceurに乗っています。タイヤサイズは前後ともに27.5×2.25″、フロントにはMarsを履いてトラクションを高めつつ、リアにはCavaを履いてスムースに転がせるという彼らの十八番の組み合わせ。

ディスコンとなってしまったSimWorksのSo Barを今でも大事に使ってくれているのが嬉しい限り。色々試してきたけど、このフレアが絶妙なんだとか。

基本はカンパでクリーンなアッセンブルなんですが、リアハブにデオーレを使っていたり、所々にバイクナードっぷりが伺えるバイク。ちなみにパトリック、グラベル用のビンディグペダルはシマノのPD-A600(こちらも残念ながらディスコン品)を溺愛していて、軽さ・踏み面の大きさ、クリートキャッチした状態でも外側のゲージがソールに程よくタッチする感覚がグラベルを走る時に本当に調子が良いって絶賛していました。実は先日来日した時にちょうどシマノさんともお会いする機会があったので、直接直談判していましたよ。

It was so nice to ride with you Patrick!
パトリック、案内してくれてありがとう!

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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