Circles Tokyoのよっしーです。
気象庁はもう関係がなく
今額では汗と砂埃がまじり合っている
甲州街道はもう夏なのさ
Lantern Paradeの「甲州街道はもう夏なのさ」という曲の歌詞。まさにこの歌が頭に流れるようなライドをしてきましたのでレポートさせていただきます!
甲州街道を西進
スタートは相模湖。甲州街道を大月市まで西進し都留市を抜けて山中湖を目指し、帰りは東京オリンピックのルートとなった道志道を帰ってくるといったもの。距離にしておよそ120km獲得標高は約1500mといったところですが、獲得標高のほぼ全てを山中湖までに消化するというのが特徴となりました。
まずは甲州街道をひたすら進むことになりますが、上り基調ではあるものの程よくアップダウンを繰り返し順調に標高を上げていきます。当日の気温は28℃とライド日和。まさに額に汗が程よく滲み、通り過ぎる大型車の砂埃が混じり合うようなそんな気候でした。。
ランチって大切ですよね!
徐々に大きくなってくる富士山の山相に心を躍らせながら、都留市の好浩さんでひと休憩。出汁がきいたつけ汁のもり肉うどんが最高でした!
ここから山中湖までの道は少し斜度が上がりダラダラとしたのぼりが続きますがずっと見える富士山の景色にしんどさも忘れてしまっていました。気が付けば山の雰囲気も変わり溶岩質の地形に突入です。ここまでくればもうあと一息!
富士山!!
昨年のOUTDDOR EXPERIENCE 山中湖に出店の際は、雲がかかりその全景が見えなかったものの、今回は雲一つなく最高のコンディションでした。今まで関西、名古屋とあまり富士山に縁がなかったこともあり生で見る富士山の迫力はやはり他のどの山と比べても比較にならないなと思った次第です。
今回は富士山を見ることともう一つ目的がありまして、それが新しくした足回りの実走テストです。
少し前に購入した CHRIS KING Wheels ARD44 のホイールセット、既に装着して何度かライドをしていますが、ようやくまとまった距離のライドで試すことができたのです。
第一印象は
以前キム兄さんがレビューしておりましたが個人的にも最高のホイールだと確信することができました。テクノロジーやCHRIS KINGの思想に関してはそちらを参考に頂けたらと思います。
走った第一印象は本当に乗り心地が滑らか。都内含めて関東の路面は交通量も多く、また今回のような街道は大型車が頻繁に通ることもあり、轍ができていたりとアスファルトでも荒れた路面状況になっている箇所が多かったです。
そんな道こそこのARD44の実力発揮といったところで、Fusion Fiber®テクノロジーが持つ優れた振動減衰能力は明らかに体に伝わるロードノイズなどの微細な振動が少ないです。今回GOOD YEAR Vector 4SeasonsTCの30cを4barほどのの空気圧でセットして行きましたが、多少荒れた路面でも跳ねることなくトラクションを維持できるので気兼ねなく踏むことができ、また帰りの道志道では段差舗装が多く通常なら少し緊張するようなシチュエーションでも安心感を持って下ることができた印象です。
最高に走るのが楽しいホイール
キム兄さんも書いておりますが、カーボンホイールとしては前後で1525g少し重ためなこのホイール。軽さや加速性能といった面を求めるのであればENVEのSES3.4は150gほど軽くその望みを叶えてくれるはず。それでも僕がこのホイールを選んだ理由。
SYCIPをオーダーした際の僕の希望はほとんどオンロードベースだけれどもグラベルや荒れた林道も入れるオールロードバイク。ホビーレーサーの僕にとって絶対的な速さよりも快適に、そして気が向いた道を走れることが何よりも重要でした。
店頭でお客様と話しているとそういった気持ちの方はすごく多いじゃないかなと、それはSIMWORKSからリリース予定のDOPPO Wondererへいただく声を聞いていても思います。
正直個人的には僕のSYCIPに乗せたイメージとして、カーボンのホイールほど走る物を入れなくてもいいと思っていました。が、キム兄さんのレビューや乗せてもらった感触で試したくなり購入してしまいましたが、これは本当に正解でした!
30~32cのチューブレスタイヤを履けば元々グラベルも想定しているので河川敷に現れるフラットダートも気にせず直進でき、舗装が新しくなったかのように感じるオンロードでの乗り心地についつい予定よりも走ってしまう、素直に乗ることが楽しくなる、そんなホイールです。
もちろんハブがCHRIS KINGなので細かい補修部品が提供されていたり、リムにクラッシュリプレースメントプログラムが付いているので長く付き合えること。そしてリサイクル可能といったCHRIS KINGの自転車産業に対する思想。キム兄さんの言葉を借りると「Reasonable」なところももちろん魅力ですが、これだけ最後に言いたいのは、乗った時の気持ちよさはそんなことが買うための言い訳でしかなくなるってこと。
ぜひお試しください。