しげ的2016年振り返りバイク紹介。

 
今年も残すところあと僅か。 来週の今ごろはもうとっくにニューイヤーを迎えているのですが、まだその実感が湧かず、僕はといえば、年末の伊豆への冒険に向けて地図と睨めっこしながら浮かれているところです。 もちろん遊んでばっかりではございません。 あっという間に過ぎ去ったこの1年を振り返る意味も込めて、たまには色々とやってるんだよっていう証をと、サークルズから今年旅立って行ったバイクの中での個人的なベスト3をご紹介。
 
素晴らしい自転車の数々が、ここ名古屋くんだりできっちりと乗り倒されている!と思うと、嬉しいと同時に誇らしく、そして改めて考えてみるとすごい事だなと驚愕していますが、早速ご紹介していきます。
 

BREAD WINNER CYCLES / Continental
 
飛ぶ鳥を落とす勢いで、そのファンが増えているオレゴン・ポートランドのブレッドウィナー。 そんな彼らの今年のNAHBSでのショーバイクとしてもお披露目させて頂いたコンチネンタルは、ブレッドウィナーが発足するキッカケにもなったバイクであり、SUFFER/苦楽を経験するというロードライドの根源的な部分を楽しむ事に重きを置いたモダンスポルティフ。 フェンダーを取り付ける事も想定した十分なクリアランスを有するロードフレームは、舗装路や多少の未舗装路といった路面状況や、距離の長短を問わずにずっと跨がっていたいと思えるバイク。 ありがたいことに来年のショーバイクのご縁もあり、来期の動きも楽しみなビルダーです。
 
DeSalvo Custom Cycles / Ti Road
 
UBIの教員でもあり、個人事業主でもある、泣く子も黙るティグウェルダー、マイクデサルボの手によって作られるチタンロードバイク。 目一杯乗り込んだ人達が目指す先にはやはりこの金属。 とはいえチタンという素材は適当に考えてしまうと痛い目に遭うので注意が必要です。 そして個人ベースでやっているビルダーな中で、チタンのオーダーを考えているのであれば私は胸を張ってマイクを推薦します。 そんな彼にすべてを託し、より遠くへとペダルを踏み込みたくなるバイクを!というご希望でお願いした一台は、アッセンブルも踏まえて綺麗に組み上がったと自負しています。 待つという最大の辛抱ができる人のみが知る事のできる最上の一台です。
 
Seven Cycles / Axiom SL
 
そして最後は、パイセンにオーダーを入れて頂いたセブンサイクルズの不朽の名作アキシオムSL。 アメリカ文化発祥の地であるボストン生粋の遺伝子を持ち、年間優に2,000本ものオーダーバイクを製作(しかもそのほとんどがフルカスタム)するということをやってのけてしまう彼らの長年の経験で培われた独自のフィッティングメソッドは、あなたの思い描いた通りの走りを実現させるバイクを作る事を可能にします。 バイクとしての重量はもちろん、ハンドリングの落ち着きからくる扱いやすさ、そして踏み込めば気持ちよく応えてくれる走りの軽さで安心・安定以上の満足を得られるドリームバイクです。
 
これ以外にも様々なバイクがお嫁に出て行ったのですが、どのバイクにもそれぞれオーナーさんの想いが詰まっており、どれ1つ同じものはなく、このような色んな自転車と、そして色んな人達と関わりながら毎日仕事ができる事に感謝! そして、軽さや走りの速さといったものは問わずに、とにかくありとあらゆる人が自転車に跨がって、みんなが笑顔になってくれたら良いと思います。 その先に見える世界は人によってさまざまだと思いますが、できるかぎりそのお手伝いをしたいなと思っております!
 
どうぞ皆様お身体にはお気を付けて、素敵な新年をお迎え下さい。 明日は年内最終営業日。 皆様のお越しをお待ちしております!
 
Best wishes for the new year!!
 
 

Who build your bike?

 
 
4年前、一人の青年にクロスチェックを紹介しました。
 
初めての来店でしたが、色々とお話をしながら、彼がこれからどうやって自転車生活を送っていけると良いだろうという事を考えた結果、予算を少し頑張ってもらい、最終的にクロスチェックに決めたのです。もちろんそれで良かったと思っています。
 
その青年は私と同じ歳で、休みが会う日には一緒にライドをしたり、ライドがてら釣りに行ったり、キャンプへ行ったりと、多くの時間を一緒にサドルの上で過ごす仲になりました。
 
通勤から、休みのライドや、ツーリングそして冬になればクロスレースを走ったりと、とにかくクロスチェックという自転車を使い切ってくれている彼が、オーダーバイクというものを意識し始めたのは1年半くらい前のこと。
 
もちろん、すぐに決めれるようなことではありません。
お店に足を運んでくれたり、一緒にライドをという時間を重ねて行くなかで、少しずつ答えを出していきました。
 
オーダーメイドのバイクといっても、今では本当に多くの作り手が存在します。それを選ぶ人からすれば、その本質というものを見失ってしまいそうな時すらあるかもしれません。
 
大切なのは、「誰が誰にどんな目的でオーダーするか」ということであり、私はその「誰に頼むか」という点において、自らの意志で乗って、自らの手を動かし、時には壊し、時には直す。常にそんなリアルがあるビルダーが作るものに心を奪われます。
 
それはテーラードで扱っているカリフォルニアやオレゴンのビルダーしかり。そしてこの日本でも、私が個人的に一番その感覚に近いと思う男がいて、彼にオーダーをお願いしようと提案したのです。
 
そのビルダーこそ、名古屋の程近く、大口町に拠点を置くShin・服部製作所でビルダーを務める服部 晋也氏です。
 

Shin 服部製作所 from Ryota Kemmochi on Vimeo.

 
彼に初めて会ったのは、2011年だったと記憶しています。ある機会に一緒に雨沢〜戸越のロードライドをしたのが彼との初対面でした。それから海を渡ってUBIマイクデサルボロックロブスターのポールから溶接を学び、サムライサイクルワークス案浦さんのところで修行をしていた2012年のNAHBSで再会。帰国したらビルダーとして動き出すんだという明確な意志を持っていたことをよく覚えています。
 
帰国後、地元の大口町でフレームビルディングを始めた彼。私と歳も近いのですが、とにかく自転車と向き合ってきたキャリアは長く、真摯にフレームづくりに向かう姿勢には、私自身世代の近い人間としてとても刺激を受けています。
 
そんな彼に今回お願いしたバイクは、グラベルライドやロングライド、そしてシクロクロスのレースを楽しむための一台。もちろんテーラードにてしっかりと採寸をさせて頂き、ジオメトリーを確認しながら製作のお話を進めていきました。できあがったフレームは球体ペイントにてしっかりと仕上げをさせて頂き、先日晴れてご納車となったわけです。
 

 
高いとか安いという尺度でお話しをするわけではないですが、フルカスタムのオーダーフレームとしては、本当に良心的な価格設定だと思います。もし長く付き合って行くバイクを探していらっしゃる方は、是非Shinのフレームをオーダーするという選択も考えてみてはいかがでしょうか?
 
 
ここ名古屋に、こうやって自ら手を動かして自転車を生み出している環境があることは、私たちのコミュニティにとってとても大きな財産であり、実際、彼が常に忙しそうに手を動かし続けていることはとても喜ばしい事です。
 
サークルズでは、Shin・服部製作所のパートナーショップとして、オーダーを承っております。どうぞお気軽にご相談下さい。
 
 

-SPECS-
Frame Shin・服部製作所 Steel Disc Cross
HeadSet Chris King
BB Chris King Thread Fit24
Brake TRP Spyre
Rims HED Belgium 28H
Handle SimWorks By Nitto Wonderer 390mm
Stem Thomson X4 90mm
Seatpost Thomson Elite
Seat WTB Silverado
SeatBag PorcelainRocket TESS
Helmet POC Octal
Vest Search And State S1-V Riding Vest
Shorts RAL by Deeper’s Wear Fast Pass Short
Shoes QuocPham Tourer

紛れもない本物。

 

もうずいぶん前の話。

 
自転車に真剣に乗り始め(もちろん今でも真剣なのは変わらないですよ)、迎えた初めての冬。
 
Assos Circles Tailored 
とりあえずで持っていた夏用のレーサーパンツではさすがに限界を感じ、頑張ってバイトをして買ったビブタイツがある。それこそまさに今から紹介するスイスのウェアブランドのものなのだが、その時からの付き合いである師匠(別の名をパイセン)に、「冬はウェアにお金をかけた方が良い」と言われた事がとても印象強く、実際に毎年冬のライドが楽しみだったりするのは、快適に過ごせる本物のウェアというものを早い段階で知る事ができたからなのかなと思うのです。
 
Assos Tiburu Shorts【Assos/アソス】 T.tiburuShorts_s7 ¥29,600(税抜) 適応気温:12度〜22度
 
今では様々なサイクリングウェアブランドが誕生し、果たして何が良いのか選択する事が難しいとすら思ってしまう昨今のシーンのなかでもその考えがブレることなく、ウェアエキップメントとしてとらえて、より強くなるための必需品として存在しようとする意志にみなぎっています。
 
Assos Tiburu knickers【Assos/アソス】 TK.tiburuKnickers_s7 ¥32,600(税抜) 適応気温:12度〜22度
 
常に一歩先、二歩先をいき、更に良いものを生み出そうとする姿勢。
彼らの十八番ともいえるバッドですら、常に進化し続けているのが何よりその証です。
 
新たに創り出して、でもまたそれを壊して、またさらに新しい価値を創造し続ける。
 
紛れもない本物。
 
Assos LL Mille【Assos/アソス】LL.milleTights_s7 ¥29,600(税抜) 適応気温:-4度〜8度
 
高いとか安いとか、そういう基準でものを見るのはとうの昔にやめました。
安さの意味や、高さの意味。それって実は一緒だったりする。
 
S7世代のパッドは最高の快適性を約束。そして表面には防水処理も施され、秋冬の冷たい雨もものともしません。
 
是非とも、レーサーパンツのご試着に来て下さいね。
 

買わなくても構いません。高いので。
 
とにかく言えるのは、冬の過ごし方が変わるよっていうこと。

Circles Tailored / サークルズテーラード

 
今日は新城で東海シクロクロスが開幕。早速ナベタクやCRCのみんながレースを楽しんでいますね!
 
 
ここのところはっきりしない天気が続いていましたが、ようやくすっきりとした晴れの日曜日。台風や雨の日が続いた今週の間に、実は店内のレイアウトを変更しておりました。
 
 
1階のGrocery/グロッサリーは皆さんにとってより見やすく楽しめる空間となっております。今日は改めてサークルズの2階、Tailored/テーラードについてのお話を。
 
 
サークルズ1階の正面エントランスを向かって左手へ、階段を上がって頂くと入口となります。ビンディングシュースで来られる際には、くれぐれも足元にお気をつけ下さい。
 
扉を開ければ、そこではテーラードというコンセプトのもと、洋の東西を問わない良質なサイクリングウェアや、アメリカンビルダーによるハンドメイドバイクのご紹介をしています。
  
 
ハンドメイドバイク。
 
もちろん、人の手の加わらない自転車など世の中に存在しません。
 
ですが、たとえ素晴らしい生産管理のもとで作られたものだとしても、それが不特定多数の人の為に作られるものであれば決して相成れません。重要なのは、0から10まで全ての行程において、人の目や手の届く所で、もちろん人の手によって、ある特定の人のためだけに作り上げていく自転車であるということです。
 
誰が・誰の為に・どんな目的で作るのかを明確にすればするほど、一生モノという言葉が現実味を帯びてきます。僕らは自転車のそういった部分に価値を感じてしまいます。そして、その価値を少しでも感じて欲しいというのが、テーラードの基本コンセプトなのです。
 
そんなテーラードより、今後定期的にご提案させて頂くオリジナルのコンプリートバイク。その第一弾として今日は話題の一台をご紹介します。このバイクはセミカスタムといって既に用途やサイジングが決まっているものですが、これから出会う事になるあなたにとっての一生モノになることを願って組み立てました。
 
 Cielo By Chris King BaseRacer

Cielo By Chris King BaseRacer Cielo By Chris King BaseRacer Cielo By Chris King BaseRacer

【Cielo By Chris King】

Base Racer Original Complete(size:M) ¥680,000(税抜)

 
シエロ・バイ・クリスキングより今年新たにリリースされたベースレーサーは、近年大きなムーブメントとなっているグラベル・ロードに対して、クリス・キングが40年前から持ち続けていたシエロの世界観とともに、現状における最高を提案するためのスペックを丁寧に織り込んだバイク。
 
 
新規格がふんだんに採用されているバイクは、舗装路や未舗装路を問わず、より遠くへ、今までに走ったことのない道へと足を伸ばしてみようという気持ちにさせてくれ、初めて走るフィールドにおいても安心できる高い走破性を持ち合わせています。
 
アルテグラをベースに、ベロシティーのA23をハンドスパン。コクピット回りはシムワークスバイニットーでしっかりと堅実なアッセンブルを心がけました。
 
とまぁ、スペック云々は置いておいて、とにかくライドの楽しさを教えてくれ、冒険心旺盛なあなたにとって最良のバイクだと自信を持っておすすめします。このベースレーサーはその他にXSサイズとSサイズもストックフレームとしてご用意しており、順次入荷予定です。同じアッセンブルでのご提案も可能ですので、是非ご相談下さい。
 
 
その他にも、秋冬のウェアも徐々に入荷が始まっており、これからライドに適した季節に向けて、みなさんの自転車生活をより良いものにするためのアイテムをご用意してお待ちしております。模様替えした店内を色々ご紹介したい所ですが、続きは店頭で。是非足を運んで頂けたらと思います。
 
サークルズテーラードのインスタグラムでも随時発信していますので、是非ともチェックお願い致します。
 
Photo By (Hao Moda / .Hyakkei)
 
こうやって書いてしまうと少し敷居を高く感じてしまうかもしれませんが、このブログを書いている私自身、シクロクロスのレースに出たりするものの、普段は純粋に楽しいを求めてライドしたり、使い慣れた自転車で毎日通勤している中から自転車の楽しみ方を見出すことが多いです。
 
とびきりのライドルートや、ライドで立ち寄るのにおすすめなお店など、僕らが知っている自転車の楽しさを少しでもお伝えでき、楽しい時間を過ごして頂けたらと思います。もちろん堅苦しくはせず、気軽に自転車以外にも色んなお話をしましょう。
 
初めてのサイクリングウェアをお探しの方、ヘルメットを被りたいけどどういったものを選べば良い?という方、ビンディングシューズにチャレンジしてみようという方も是非お気軽にご相談下さい!

2階Tailoredよりお送り致します。

ウェア主体のフロアと捉えられがちですが、カスタムオーダーのご相談はもちろん、Chris Kingのコンポーネントも手に取ってご覧頂けるようになっております。例えば、自分の使い道に合わせたホイールを組みたいなという場合も、是非ご相談下さい。Tailoredでは、ヒトとモノ、あるいはコトを適切に結びつけていく事に日々精進しております。

なので、こんなバーテープを置いていたりします。

Dipell Competition Leather Bar TapeDipell “Competition Leather Bar Tape” ¥10,500(税抜)

思いきって仕入れてみました。

レザーバーテープといえば、サークルズではBROOKSやSimRollが定番です。決して安くはないですが、やはりレザー独特の質感や使い込む程に表情を変える様は、使い手にとっても優越感に浸る事のできるポイント。今回ご紹介するDipellのCompetition Bar Tapeは、それをさらに上回るお値段ではありますが、コンペティションという名前の通り、レースやハードなライディングを想定したレザーバーテープです。

Dipell Competition Leather Bar Tape

Dipell Competition Leather Bar Tape

まず、手に取ってみると感じる確かなグリップ感、そしてレザーバーテープながら段差のないとても滑らかな巻き付けが可能です。特殊な鞣しレザーを用い、耐久性とグリップ力をもっています。革の生地を貫通するように染める特殊な染色により、レザー自体が自然呼吸をするので、退色しにくく、長時間のライドでも汗を逃し常にドライな握り心地を得ることができます。

Dipell Competition Leather Bar Tape

そして、段差のないスムースな巻き付けを可能にするには、断面に秘密があるのです。

Dipell Competition Leather Bar Tape

デュアルテーパーリングシステムという、一方が短くカールし、もう一方が長く薄いテーパーのかかった断面を持つので、段差のないとても滑らかな状態にテープを巻くことができ、激しいライドでもテープの端がめくれあがる心配もありません。もちろん、すべて1枚革で作られているので、軽量で耐久性の高いものに仕上がっています。もちろん破れない限り何度も巻き直す事ができます。

クラシックに仕上げるバーテープというレザーバーテープの概念を変え、レースやハードなライディングでも使用可能なものに仕上がりです。是非、次回バーテープを巻き変える際は、使ってみて下さい。もちろん、巻き手のご指名も大歓迎です。