ツーリングの時に何を着るのか問題
レーパンやサイクルジャージが苦手だ。体にピッタリフィットする方が走りやすいというのは良く分かっているのでレースや超ロングライドの時などひたすら走る時は着るけど、お店を訪れたり、祭りやイベントが目的になっている時にはまず着る事がない。
では何を着るのか。毎日100km走っていたメッセンジャー時代からクライミング系を中心に様々なウェアを試してきたけど、ここ最近はずっと山と道のウェアが定番になっている。脚を上げ下げする自転車の動きは、登山やハイクと似ているのでウェアの機能も共通する部分があるけれども、登山系は重厚過ぎるし、トレラン系は軽過ぎる。そのちょうど中間がULハイクのウェアであり、ハイクとライフを行き来する山と道の製品が、ライドとライフを行き来する自転車にもちょうど良いのである。
特に素晴らしいのは5-Pocket Shorts。主な特徴は以前にやなっくが書いた記事を参考にしてもらうとして、個人的に気に入っているのはその生地である。伸縮性が無い、超速乾、表面がツルツルでは無く肌に密着しない、適度な厚みがあり形がしっかりして耐久性がある、という5つの特徴は、ライドウェアとしてもデイリーウェアとしてもとても快適なのだ。(それぞれ細かく説明したいけどまたの機会に。)
もうひとつは、プルオーバー型の(レイン)ジャケットであるUL All-weather Hoody。レインに括弧をつけたのは、製品名の通り全天候型のジャケットだから。3層のゴアテックスに比べると防水性能は低いそうだが、それでも十分な防水防風性能はあるし、何より通気性が抜群で蒸れにくい。そして超軽くて小さくなるので小さく丸めてバッグの隙間に詰め込む事ができるため、少しでも雨や寒さの心配がある場合に嵩張ることを気にせず携行することができる。
他にもいくつかお気に入りがあるけど、代替が無いという点ではこの二つのウェアは本当に重宝している。
長い付合いの山と道
山と道の製品に最初に出会ったのは初回のOFF THE GRIDだった。SimWorksブースの近くに山と道ブースがあり、そこで購入した5-Pocket shortsに衝撃を受けたのはよく覚えている。その後も仲良くさせていただき、2017年には夏目さんと一緒に八ヶ岳でライドとハイクのイベント「TOE to TOP」を開催したり、山道祭の時には「BIKE to 山道祭」を実施している。そんな経緯もあって、サークルズは愛知県で唯一の山と道取り扱い店舗となっている。
京都の五条楽園にオープンした山と道 KYOTO
先日のWONDER HOPPERのライドに参加してくれた、最近の山と道の顔とも言えるJK君のお誘いもあり、山と道京都直営店オープンのパーティーに参加させてもらいました。2階がHIKE LIFE COMMUNITYを実現するフリースペースになっていて、ただモノを売るだけではない場所として設計されているのが素晴らしかった。
そしてそのパーティー翌日に開催され、山と道スタッフも京都から移動して参加した、琵琶湖畔で行われARE.SAUNAにライドで向かった。これまで何度も参加しているけど、刻々と表情を変えていく琵琶湖を眺めながらの野外サウナは相変わらず最高としか言いようのない体験だった。
ハイクとバイクを一緒に楽しもう
山と道の製品の良さはハイカーの間では周知の事実であり、その人気の高さから品薄状態になっていて、サークルズに入荷してもすぐに売切れてしまうものも少なくない。正直なところ過度な宣伝が不要の商品なのだが、だからといって良いものを紹介しないわけにはいかない。そして、購入してくれる熱心なファンの多くがハイクを専門にしているけれども、できれば自転車とミックスして楽しんでみて欲しいし、自転車の人は峠の先の山道まで歩いてみて欲しい。サークルズが自転車店として山と道を扱っている理由はそうやってハイクとバイクを両方楽しんで欲しいからだ。入荷情報はサークルズのInstagramなどで発信しているのでチェックして欲しい。
来月に開催が迫った愛媛の石鎚山での山道祭も、BIKEto山道祭として自転車で向かう予定。同じくBIKE toする人は、ぜひ #BIKEto山道祭 で体験をシェアして欲しい。