こんにちは、Circlesウェブショップで写真を担当しているエリです。
突然ですがみなさん、自転車って何台持っていますか? 街乗りがメインの生活なのに、気づけば我が家には何台もの自転車が転がっています。
何年か前に「BIKE FRIDAY / Pocket Rocket」をオーダーしたとき、「これはきっと最後の一台だろうな」と思ったものの、気になる存在が私の心の片隅にずっと居座っていました。そう、それがオールドマウンテンバイク。

ちょうど2年くらい前だったと思います。SNSのタイムラインや周囲の会話の中にちらほらと登場するようになって、「へえ、今流行ってるんだ」と気に留めたのがきっかけでした。当時は「今の自転車と用途も似てるし、特別必要ではないよね」くらいの気持ち。でも、「もしグッとくるのに出会ったら…」という予感のようなものも、どこかにありました。
ポートランドでの出会い
そして、その出会いは昨年のMADE出張の最終日に、唐突にやってきました。
舞台はアメリカ・オレゴン州ポートランド。イベントも無事に終わり出張の最終日、現地の「コミュニティ・サイクル・センター」というショップに立ち寄ったのです。
この場所は単なる自転車屋さんではありません。中古パーツや中古車体の販売、修理サービス、DIY整備スペースの提供、自転車整備のクラスなど、地域の人たちが自由に集える“自転車の文化拠点”のような存在。サークルズでいうところのCulture Clubに近いかもしれません。

たまたまその日は倉庫セールの日で、これは何か発見があるかも、と見学気分で訪れたのですが……そこで私の目に飛び込んできたのが、運命の一台でした。
「なんか、色も形も……かわええ!!」
――気づけばもう、心の中で即決していました。ボスやシゲがあれこれ物色している傍ら、私はこの子に完全に心を奪われていたのです。

「連れて帰ります!」という心の声を誰にも伝える間もなく、すべてが一瞬で決まりました。
海を越えて、ふたたび
帰国してしばらくしてから、海の向こうからやってきたこの子と再会。段ボールを開けた瞬間、梱包の中から現れた姿を見て、「やっぱりかわええ!!」と確信しました。買ってよかった、大正解。
ちょうどそのタイミングで、SimWorksから新たにいくつかの製品が発売されたことも、私にとっては追い風でした。まるでこの子のために出してきたのか!と思うようなどんずばラインナップ。
SimWorks by Panaracer Volummy 26″

昨今では珍しくなってしまった26インチのタイヤ。街乗りにもぴったりで、ちょっと太めのシルエットもかわいくて頼もしい。その名の通りたっぷりとしたボリューム感が街中で乗るのにグッドフィーリングなのです。
SimWorks by Nitto Fun 3 Bar CrMo

なるべく急ぎすぎないポジションを提供してくれる心地よいハンドルバー。のんびりまったり走りたい私にはぴったりです。SimWorks by Nissenのカラフルなケーブルに変えるだけでもう自分の自転車の可愛さが爆発していくのを感じます。
そして最後の仕上げに、GHOOOSTのお花をケーブルに添わせて。これで見た目も完璧、気分は100点満点。

組む楽しみ、使うよろこび
今回のテーマは「あまりお金をかけすぎず、あるもので感じよく+使いやすく」。
もともと中古の自転車だからこそ、気張らずにパーツ選びを楽しめるというのも魅力のひとつです。手持ちのパーツを使い回しつつ、要所にはSimWorks 製品で彩りを加えていく――そんな発想力と自由度の高さこそ、オールドマウンテンバイクの面白さなのかもしれません。

最新のテクノロジーや新素材が決して悪いわけではないけれど、「ちょっと昔の設計」ならではの懐かしさや、物としての温かみ、走ったときの“どっしり感”みたいなものが、今の私の気分にはとても合っています。




ハイスピードで駆け抜けるのではなく、景色を楽しみながら、心地よいリズムで街を流す。
そんな乗り方がしたい人にとって、オールドMTBはとても魅力的な選択肢なのかもしれません。
相棒がいる暮らし
気づけばこの一台は、私にとっての「久々の相棒」になっていました。

少しずつ手をかけて、じぶんの感覚で“完成”に近づけていく。
そうやって育てていく感覚が、この相棒にはちゃんと宿っている気がします。
またひとつ、新しい「わたしの自転車」が仲間入りしました。
次の休日にはどこへ連れて行こうかな。
最近植物にハマってるから、ちょっと向こうの花屋に行ってもいいし、いつものスーパーまでのんびり買い物に行くのも楽しいだろうな。

暮らしの中に、自転車がある。
そんな何気ないことが、やっぱり嬉しいなと思う今日この頃です。