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【MADE BIKE SHOW 2025】コンポーネント編

前回のブログに引き続き、MADE BIKE SHOWのレポートブログ。今回はハンドメイドバイクコミュニティーを支えるコンポーネントメーカーを中心にフォーカスを当てていきます。

前回のビルダー編については下記よりご覧ください。

ASTRAL

WHITE INDUSTRIES / ホワイトインダストリーズ を中心に同じグループとなり、ROLF PRIMA / ロルフプリマ とともに3ブランド共同ブースを出しているASTRAL / アストラル。

初年度からもはや彼らの定位置となっているメインエントランス入ってすぐの大きなブースは、やはり一際目を惹きますね。今回のASTRALの目玉はなんといってもこちらです。

ついにASTRALから小径車用リムが登場しました。
20インチのOutbackと、16インチのSolstice。

実はASTRALはBIKE FRIDAY / バイクフライデーのご近所さんということもあり、この流れは必然だったように思います。これで新たな選択肢が加わった小径車のホイール事情。早速サークルズにも近々入荷してくる予定ですので乞うご期待ください。

他にも、グラベル・オールロード向けのプロファイルであるWanderlustは、若干リムハイトが高く + リム幅も少し広がり、よりオールロードに特化したモデルとしてブラッシュアップされ入荷予定です。

会場全体を見渡しても、各ビルダーの作ったショーバイクにおけるASTRALリムの装着率の高さは、このコミュニティーにとっても彼らがどれだけ重要な存在かが伺えます。

WHITE INDUSTRIES

そして同じブースのWHITE INDUSTRIESからも新製品。

まずはシートクランプ。こちらはまだプロトタイプ段階でしたが、近々リリースされる予定とのこと。

そして、センターロックハブ用のディスクローターロックリングも新たにラインナップ。いわゆる内セレーションと外セレーションの両方がラインナップされているのがありがたいですね。

WHITE INDUSTRIESのCLD / CLD+ ハブをお使いの方は是非カラーマッチングさせたいところ。

ちなみに、R30クランクなどで用いるフロントダブル用のVBCチェーンリングが12速対応にアップデートされているのですが、このタイミングでシルバーのチェーンリングもラインナップに加わったので、嬉しくって今回のSimWorks / Doppo Wandererのアッセンブルに早速使っちゃいました。

PAUL COMPONENT

WHITE INDUSTRIES同様、このコミュニティーに欠かせないコンポーネントブランドといえばやっぱり PAUL COMPONENT / ポールコンポーネント ですね。ブースにはひっきりなしにお客さんが訪れていました。

PAULは特にこのタイミングに新製品をぶつけるということはせず、とにかく今のラインナップを皆さんに手に取って見てもらうというスタンスでしたが、トラビスからは目下開発中のあるパーツを見せてもらったので、まだまだ時間はかかると思いますがそのお披露目を楽しみに待ちたいと思います。

で、特に新製品があるっていう訳ではなかったんですが、実はちゃっかり100% Pure PAUL Cranks にポリッシュカラーが加わっています。こちらはサークルズにもすでに入荷してきているので要チェックです。

会場内の数あるショーバイクの中でも、いわゆる最新鋭のコンポーネントを採用したバイクもあれば、その逆振りで時代の最先端を追うだけが全てじゃないっていうバイクも数多くあったのは事実で、その中でもこのクランクを採用しているバイクは多く見かけました。

KING CAGE

KING CAGE / キングケージ のロンさんもお元気そうでした。ただいつもと違ったのは家族みんなできていなかったこと。実はこの春にロンさん待望のお孫さんが産まれたこともあり、今回はロンさんだけでの出展となったわけです。

そんなKING CAGEからは、ファン待望のアレ(阪神ファンの方が思うアレとは違います)の製作を進めているというニュースをキャッチしました。

そうです。ついにKING CAGEでNALGENE / ナルゲン をホールドできる日がやってきます。ブースではプロトタイプを見せてくれましたが、こちらも量産体制が整い次第入荷予定。プレートにさり気なくKING CAGEとマーキングされているのがまたいいですね。

PASS AND STOW

SimWorksブースのすぐ近くということもあって、3日間大変お世話になったPASS AND STOW / パスアンドストウのマットさん。

おかげさまで好評のフロントラックですが、新しいレッグのオプションとしてOLD MTBなど26インチのバイクに特化したものや、SKLAR PBJのような29erの太めのサイズに特化したものもラインナップを増やしていくそうなので、気になる方は是非お問い合わせください。

こちらはまだまだプロトタイプということでしたが、リアラックも色々と試行錯誤しているみたいで、首を長くして待っておこうと思います。というかこのFALCONER / ファルコナー が素敵すぎる。

そうそう、お弟子さんであるRATKINGのスミスとの感動の再会にもとても喜んでいたのが印象的でした。

ULTRADYNAMICO & RON’S BIKE

ロンとパトリックに会えるのも私たちにとってMADEの風物詩。

今年がまた初年度のように厳しい暑さと多くの人のすごい熱気により会場がとてつもなく暑くなることを予期していたかのようにロンが着ていたチャンピオンのメッシュTeeはおそらく会場内で一番涼しい格好だったに違いありません。話を聞くと気に入りすぎて4着買ったらしい(笑)。間違いなくベストドレッサーでした。

そんな ULTRADYNAMICO / ウルトラダイナミコ からは、新サイズの展開とともに、新しくグレーカラーのRaceグレードのタイヤサイドにプロテクションが加わったケーシングが登場する予定です。(サイドのみっていうのがミソ。センター部分はタイヤのしなやかさを優先してプロテクションはありません。) 今までグレーカラーは最も軽いモデルのみの展開だっただけに、もう少し長持ちさせたいというライダーに嬉しいラインナップです。

そして、RON’S BIKES / ロンズバイクスからは、地元ポートランドのSHOVEL RESEARCH / ショベルリサーチ とのコラボレートでオリジナルチェーンリングのプロトタイプもお披露目となりました。

SRAM3ボルト方式なので、先にも挙げたPAULのクランクにも取り付け可能。写真がなくて申し訳ないですが、実は裏側にはPCD74mmの隠れボルト受けが設けられています。そう、つまりフロントダブル運用が可能っていうことです。Wide Range Double Bubbleっていうネーミングも素敵な、発売が楽しみなアイテムです。

etc…

そしてここからは、私の目に留まった面白いものをダイジェスト形式に写真で振り返っていこうと思います。

話題の32er。会場でも数台のショーバイクが見られました。写真はASTRALブースにあったFALCONERのシングル32er MTB。

そう、ASTRALもOutbackで32erオプションを用意するそうです。

BTCHN’ BIKES / ビッチンバイクス はなんと32erのグラベルを持ってきていました。

流石に我々のサイズでは難しいですが、アメリカでいうMサイズくらいの大きさであれば全然成立するとのこと。まぁ身長的に私には流石に縁がないんですが、めっちゃ速そう(笑)。

会場内の釣りキチが全員反応していた MOSAIC / モザイク のナイスバイク。アメリカだとBikeToFishingはフライフィッシングが相性良し。

カナダの SCHON / シェーン のバイクにSimWorksのFun3 Barを使ってくれていて、「嬉しいなー」と思ったら、、、なんだか様子がおかしい。

ケーブルや電動ケーブルを内装できるようにカスタムされたスチール製ステムはなんとFun3 Barも溶接されてニコイチ。

「タイラップは切れ端がないように綺麗に処理するのが正義」と思っていた私が間違っていたようです。。。ULTRADYNAMICOのMarsの△にもちゃっかり合わせた、遊び心あるタイラップの処理の仕方でした。

北米は空前のJapanese Kei Carブームな様子です。

ポートランド随一のバイクショップ・RIVER CITY BICYLES / リバーシティーバイシクルズ のブースには普段お店にも飾られている初期の CIELO BY CHRIS KING / シエロ バイ クリスキング が。普段お店では天井に吊るされているバイクだったのでこうしてマジマジと見られるのは貴重な機会でした。

カリフォルニアのサンフランシスコ近郊にある MARIN MUSEUM OF BICYCLING / マーリン ミュージアム オブ バイシクリング もブースを出していたんですが、なんと1979年製の CHARLIE CUNNINGHAM / チャーリー・カニンガム のアルミのドロップバーMTBを見ることができました。

この時代にすでにフレアのドロップバー + フロントシングルのチェーンガイド運用 + クラッチ機能を果たすスプリングが追加されたディレーラーを採用しており、最初のグラベルバイクとして展示されていました。カニンガム氏はこの時代に既にグラベルバイクのスタイルを確立していたんですね。

というわけで、今回のブログはこの辺で。
次回は番外編として駐輪場バイクチェックの様子をお届けします。

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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