シーズンは、終わった。
何の話かって、もちろん「野球」である。
ただ、終わったとはいえ熱いストーブリーグでの移籍話に一喜一憂している。
菊池雄星の大谷の古巣エンジェルスへの移籍。
36歳からのMLBへの挑戦を決めた菅野。
そして、日本の至宝”佐々木朗希”のMLB挑戦にワクワクする。
数年前、この場所を訪れた時は、この場所に大谷翔平が立つとは思いもしなかった。
時が流れ、現在この写真の場所で活躍する大谷翔平。
大谷翔平は、東北の花巻東高校出身。
甲子園常連の花巻東。
遠いルーツに東北がある僕としては、東北の高校は無条件で応援したくなる。
で、東北で野球といえば、大谷翔平、佐々木朗希、菊池雄星、ダルビッシュ有(出身は大阪)。
ダルビッシュと言えば東北高校。
東北高校のライバルといえば仙台育英。
2年前、甲子園で初優勝を飾った仙台育英。
そこで「青春は密なんで」と仰った須江監督。
そんな連想が繋がった。
脳内の連携とは、わからないものである。
そんな折ブログタイトルを探していた僕は、「輪行は密なんで」と乗っかることにしたのです。
閑話休題
「輪行は密なんで」とは、別になんとなく掛けてみただけでなく、実際、輪行バックの中は密になっていることが多いですし、輪行時もできる限り密を避けたいですよね?
そんな思いもありまして、輪行にまつわる密を取り上げようと思うのです。
そもそも輪行とは?
そもそも輪行とは、スポーツバイクと言われる自転車のタイヤなどが簡単に取り外せる構造を利用し、専用の袋にある程度分解した自転車を入れ、公共交通機関を利用する行為のことを言います。
この輪行という行為、すべての交通機関でウェルカムというわけでも無いですので、各種公共交通機関での受け入れの感触をお伝えしておきましょう。(注:あくまで僕の主観です。)
タクシー:運転手さんによりますが、あまりいい顔はされません。トラブルなどで困っていると地方では乗せてくれることがあります。
バス:禁止もしくは乗れないことが多いです。一部、深夜バスに非混雑時で予約しておけば乗れるバス会社があります。
鉄道:最も利用しやすいです。しかも無料が多いです。(一部私鉄には有料もあります)新幹線では、置き場所を予約することもできます。
船舶:フェリーは、輪行すると自転車料金が無料になることが多いです。そのままだと車両料金がかかります。高速船などは、輪行すると乗れるようになることもあります。
航空機:国内線、国際線ともにスポーツ機材として預けることができます。金額などは航空会社によります。国内線は、扱いが割と丁寧なので輪行袋でもいけると思いますが、国際線は段ボールなど頑丈な箱に入れることをお勧めします。(国際線で預け、出てきた自転車を見て愕然とした話をいくつも知っています。)
とあくまで主観ですが、こんな感じでしょうか?
輪行のメインステージは鉄道
上記のような内容を考えると、最も利用するのは鉄道ということになりますでしょうか。
かく言う僕も各種交通機関で輪行してきましたが、電車がダントツに多いです。大学時代から利用し始めて、回数は1,000回を超えているはずです。(輪行袋は、4代目です)
懐かしい話ですが、僕が大学生の頃は、鉄道輪行は全て有料でした。
輪行のサイズなど細かい規定に関しては、利用する鉄道会社さんのホームページなどで確認して頂くとして、輪行時に密を避けるコツのようなものをお伝えしたいと思います。
混雑時はさける
当たり前といえば当たり前ですが、朝夕の混雑する時間帯や行楽シーズンは、注意深く電車を選ぶ必要があります。
この乗る時間帯を選ぶことが、快適な輪行に一番重要な行為だと思います。
乗る場所は、先頭車両か最後尾の車両の運転席側の扉
これはその場所が比較的広めのスペースがありますので輪行袋を乗せやすいからです。
僕のおすすめは、先頭車両の1番前寄りの扉です。
なぜなら先頭車両には、運転手さんが乗っています。
よって、ほとんど出て来ることはありませんので安心して隅っこで邪魔になりにくいようにすることができます。
最後尾の車両の運転席側も良いのですが、この部分には車掌さんが乗っていることが多く、車掌さんが出入りするときに邪魔にならないようにするため、気を張っている必要があります。
乗り降りは、大きな駅を避ける
東京、名古屋、京都、大阪、福岡など大都市の主要駅は、乗り換えには便利なのですが、駅自体がとても大きくホームから改札まで悪夢のように長い距離を歩かねばならないことが多いです。
それに比べ主要駅の隣の駅などは、小さく歩く距離も短いことが多いですので、一駅分は自転車で走るくらいの感覚で手前の駅などで降りると駅内の移動が楽だったりします。
荷物は小さめに
いくら軽いスポーツ車と言っても、ずっと持って歩くには重い荷物です。
そこにライド時に使う荷物や修理道具などが加わると結構な重さになることが予想されます。
あまりに大きなサドルバックやハンドルバックも輪行時には邪魔になることが予想されますので、できるだけ小さめの荷物にまとめるのが良いでしょう。
この辺りにご注意いただければ、快適な輪行を実現できると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
輪行袋と一言で言うけれども
さて、輪行で最も重要な輪行袋。
これも実は多種多様になっています。
・前輪を外すだけの袋タイプ
・前輪を外すだけのカバータイプ
・前後輪を外して立てるタイプ
・前後輪を外して寝かせるタイプ
・小径車専用
・マウンテンバイクのような大きな自転車も収納できる大きなタイプ
などいくつもあります。
それにプラスして、生地の厚さやホイールの収納場所があるものないものなどなありますので、ご自身の自転車と使用条件に合わせてお選びください。
選び方の目安としましては、輪行時のサイズをできるだけ小さくしたければ前後輪が外れるもの、メカが不安でできるだけ簡単な方法でというときは前輪を外すタイプとお選びください。
輪行袋の密を呼ぶのはハンドルとペダル
自転車の大きく出っ張る部分といえば、ハンドルとペダル。
ハンドル部分は、ネジを緩めるしかありませんが、ペダルに関してはワンタッチで密を回避する方法があります。
それはズバリ、MKSのEZYシステムです。
我らがSimWorksからリリースされている、バブリーシリーズにはこの三ヶ島のEZYシステムを採用したものがあります。
このシステムは、ワンタッチでペダルを脱着することができ、輪行袋の中で突っ張って密を呼ぶペダルを外しスペースを確保することができます。
実際にやってみると一目瞭然。
輪行袋のパンパンを回避することができます。
このEZYシステムを自分でも使う前は、輪行時に硬いネジを外し手を汚したり怪我したりするのが嫌で無理矢理詰め込み輪行袋が破れるなんてこともありました。
これを使い始めてからは、スムーズに行きますし、専用の袋もついてきますのでペダルをなくすこともありません。
まさに、一度使ったら戻れないシステムですね。
野球も終わり来たる自転車輪シーズン
この間まで暑い暑いと言っていたのに気がつけば、寒い寒いという季節。
季節が厳しい時こそ輪行を駆使したライドがおすすめです。
輪行で現地へ向かい観光や食を楽しむ。
そして輪行で帰宅を想定すれば、温泉で一風呂浴びることも、一杯嗜むことも可能です。
魅力の詰まった輪行、実践するときはまさに今、輪行袋やペダルなどいつでもご相談ください!!