こんにちは!
Circles Tokyo吉本です!
いよいよ本格的な夏の様相を呈してきたここ最近。音楽フェスも含めてお祭りシーズンの始まりを感じます。
自転車で言えばみなさんご存知OMM BIKEをはじめ、Grinduro、NISEKO GRAVEL、SDA王滝などなどグラベルイベントが開催される時期で、無事にエントリーができた方は今からワクワクと準備を進めているところではないでしょうか?

なかなか予定が合わずイベントに出れない私はGoogle Mapと睨めっこをし、見つけたグラベルにSKLARとともに繰り出しています。
名古屋でも東京でも、基本的に自走でのライドを行っている私。当たり前のことですが、土地が違えば遊び方も変わり、自転車に求めるスペックも変わります。
名古屋から東京へと移り住んで、一番違ったのは遊びたい場所へのアプローチの違いです。名古屋では片道20km、1時間ほど走ればたどり着いた遊び場ですが、東京では50km、3時間ほどかかることもあり、これからという時には疲れてしまう距離感です。
まずはタイヤを変えようってことで27.5/2.2インチのULTRA DYNAMICOのMarsから700c/45cのTERAVAIL Cannonballに変更し、チェーンリングも大きくしてオンロード寄りなギア比にアップデート。
市街地を抜けるまでの信号機でのストップ&ゴーも多くなり、変速の回数も増えたのでバーエンドコントローラーのローテク感が好きだったマウンテンミックスなコンポーネントからSTIで操作ができるGRXに。


主に上記のようなカスタムを施し東京仕様にSuper Somethingをアップデートしたわけですが、2.2インチのタイヤと比べると45cのタイヤはエアボリュームも減りグラベルでの安定感が心許なく感じてしまったのです。
そこで選んだのがROCK SHOX Rudy Ultimate XPLR。700cに変更したことで失われたタイヤのエアボリュームを、サスペンションで補うというシンプルなアイデアから導き出した結論です。
実際に使用してみると、これが非常に良い結果をもたらしましたが、ネット上ではレビューが少なく、他の方々の参考になればと思い、体験を共有させていただきます。

ROCK SHOX Rudy Ultimate XPLR
グラベルバイクに最適化されたショートストロークサスペンション。ROCKSHOX史上最軽量のCharger Race Day ダンパーを採用し、リバウンド、ロックアウト機能を備えながらも軽量に仕上げている。30mm, 40mmの2種類のストロークラインナップ。700x50cまでのタイヤ幅に対応しており、好みのタイヤを装着可能。3ボルトショートフェンダー対応。
今回私が導入したのは40mmストロークモデル。可能な限り行ける道を制限したくないという思いと、グラベルライドではさまざまな路面状況に対応できることが重要ですからね。
海外のようにフラットなダートが続く環境であれば、30mmのストロークも選択肢に入るかもしれません。しかし、日本の多種多様な林道や不整地を考えると、個人的には40mmのストロークが最適だと感じています。
そして何よりも驚いたのがフォークの重量。私もここが導入の決め手でもありましたがなんと約1300g。これはほとんどのグラベルバイクについているスチールフォークと同じ水準の重量となります。
この軽量性のおかげで、重量を増やすことなくサスペンションの恩恵を受けることができるのです。
ちなみにどのサイトでも700/50cという最大クリアランスしか書いてありませんが、27.5/2.2インチのUltraDynamicoのMarsも入れることができましたよ!(リムとタイヤの組み合わせ次第では入らないかもしれませんので自己責任でお願いします。)


いざ実走
以前行った伊豆半島の修善寺と富士山周辺でのライドをベースにレポートします!
およその国内のライドでもそうだと思いますが、お目当てのグラベルまではオンロードを繋いでいくわけですが、このRudyフォークにはロックアウト機構がついているのでダンシングを多用する僕のようなスタイルでもオンロードは快適そのもの。
サスペンションを動かさないことで力が逃げるのを防いでくれるのでダンシング時も後輪へと力が無駄なく伝わります。新型のSIDなどに搭載されているバッテリーを使ったリモート機能が使えればなお良しかなといったところですが価格増を考えたらこれがベストなのかもといったところ。

肝心のグラベルはというと、写真のような路面では細かい石の粒の感触を残したままマイルドに手に路面情報を伝えてくれ、荒れた路面でもボトムアウトすることなく下からの突き上げを吸収してくれます。
私の狙っていた2.2インチでの感触に、非常に近い印象。なので同じ感覚でついついスピードを出してしまうのですが、タイヤの設置面は45cのままなのでコーナーでのグリップには注意が必要ですね!
このコーナーの感覚さえ掴んでしまえば、この安心感でより先の路面状況にも気を配ることができ、ライドに集中することができました。


またROCKSHOX史上最軽量のCharger Race Dayダンパーは、不必要な沈み込みを抑制しながらも、優れた路面追従性を実現しています。
減速帯や舗装された林道での木の根で盛り上がった路面の凹凸は後輪の突き上げさえ抜重で吸収してしまえば消えるような感覚。
安心感と疲労の軽減にも一役勝ってくれるので、グラベルのみならず山の奥地へとルートを模索する人にとっては非常に心強い味方になってくれるでしょう。

グラベルライドがより楽しくなる最終兵器のような存在。これからのグラベルイベントにも活躍してくれるはずです。
是非、ご検討してみてはいかがでしょうか?
またこのROCK SHOX Rudy Ultimate XPLRのみならず、 自分のライドスタイルに合ったカスタムをすることで同じ道でも楽しさや快適さは大きく変わるのが自転車の最大の魅力だと私は思っています。
是非あなたの遊び方を教えていただき、最適解を一緒に見つけれたらと思います。店頭でお待ちしておりますね!