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【BASSI BIKES】日々の延長線がライドに広がる、Hog’s Backという選択。

BASSI BIKES Hog’s Back – Cool Ade

Hog’s Back / ホグズ・バックは街の風景や自然のなかでもそっと馴染みながら確かな存在感を静かに放つフレームだと、乗るたびに、組むたびに実感しています。

街乗り仕様のアッセンブルでは日々の移動がふと小さな旅へと変わる瞬間を気付かせてくれて、より遠くを目指せるツーリング仕様では、荷物を積んだときの安定感と気持ち良い走り心地があり、どちらも目に映る景色を心いっぱいに楽しませてくれます。

カナダ・モントリオールのバイクショップC&L Cyclesが手がける BASSI BIKES / バッシバイク (以下、BASSI) のラインナップの中でもこのHog’s Backは、クラシックなツーリングバイクの落ち着きと90年代のリジッドMTBが持っていた自由さをひとつのフレームに閉じ込めたような存在です。

前回のLe Montréalに続いて、紐解いていきましょー。

バイクと歩き出す日常の延長

まずはBASSIを生み出しているC&Lについて見ていきましょう。彼らは日常の足としての自転車と週末の冒険の相棒としての自転車、そのどちらも大切にし続けているバイクショップです。

通勤や買い物といった日々の生活の延長線上にあるライドとグラベルのような未舗装路を含むツーリングのような、“いつもより少し遠くへ行くためのライド”

その両方を行き来する中で「既存のどのフレームにも完全には当てはまらない、自分たちの暮らしに寄り添う一台がほしい」という想いが彼らの中で自然と育っていきました。

新しいものを追いかけるだけではなく日々のライドで気づいたことを拾い上げ、必要な要素を見極め、もう一度組み直していく。その積み重ねがBASSIのフレームづくりの根底にあります。

そのひとつの答えとして、Hog’s BackはC&Lのスタッフが「街でも旅でも、そしてその間にある曖昧だけどワクワクする道も気持ちよくスムーズに走れる一台」になるべく2020年に誕生しました。

知識と経験を積み重ねて引かれたジオメトリー

以前にサークルズ東京のイッシーが深堀りしたブログで知った方とも多いと思いますが、背景には90年代のリジッドMTB、特にBRIDGESTONE MBシリーズの影響が静かに息づいています。

当時のリジッドMTBは、舗装路もグラベルも分け隔てなく走れるような太いタイヤのクリアランスを持ち、高めに設定されたクランク位置は岩や枝が転がるグラベルでもペダルクリアランスをしっかり確保し、重心が上がることで軽やかな反応を生み出していました。こういった特徴が当時の自由な遊び方を支えていたのです。

そこに彼らが好きな“日々の生活の延長線上にあるライド=ツーリング”を支える要素を結びつけましたのです。

旅には欠かせないラックとフェンダーを取り付けやすいようにアイレット(ダボ穴)を多く備え、トップチューブとチェーンステーを長くすることで荷物を積んだときの安定感を高め、峠の下りや雨のなかでもしっかり止まれるディスクブレーキ。

そういった現代のツーリングバイクの規格を90年代のリジッドMTBのジオメトリーに自然と組み合わせることで「自由さ」と「ツーリングバイクの実用性」を持ったバイクになったのです。

 

もう少しだけ深掘りにお付き合いを…。
先ほどの「高めに設定されたクランク位置」ですが、これは必然的にペダルも地面から高くなり、そのまま上方向へとサドルの位置も高くなります。これだけだとサドルに対してハンドルとの落差が大きくなって前傾姿勢が強くなってしまいますよね。

しかしHog’s Backはツーリングバイクの先輩とも言えるSURLY Disc Truckerと同様にヘッドチューブを長めに取ることで、たくさんのコラムスペーサーを積んだり急角度のステムを用意しなくても、自然な形でアップライズなポジションにハンドルを持ってこられるためバイク全体のバランスも整いやすいのです。このあたりはバイクナードが多いC&Lスタッフならではの発想がプンプンしていて、僕は好きです。

日常から飛び出してもすぐに遊び出せる相棒

Hog’s Backに秘められた面白さにもう寒さとか関係なしにペダルを漕ぎ出したくなってしまっても大丈夫です。そんなこともあろうかとぴったりな1台を組んでいたので、そちらもご紹介を。

BASSI BIKES
Hog’s Back Complete Bike

カラー:Cool Ade
サイズ: M / 51cm – 適応身長 170cm前後
価格:274,000円(税込)

※ペダルは含まれていません。

 
650bx55mmのその太さからエアーボリュームとセンターの低めなセミスリックが舗装路でもグラベルでも万能に効果を発揮するThe Homageタイヤには、ツーリングバイクの風合いに抜群に合うVelocityのAtlasリムをチョイス。

長すぎず短すぎないその幅と小さめのバックスイープがいつも不思議で、でも握ると絶妙な塩梅のMomow CrMo BarにTomBoy Stemは言うまでもなくゴールデンコンビ。そこに、シンプルな構造で壊れにくくて直感的な操作が楽しい microSHIFTのサムシフターが主張しすぎずクラシックさを生み出していてしっくり来るんです。

 

Frame SetBASSI BIKES Hog’s Back
HandleSIMWORKS Mowmow CrMo Bar
StemSIMWORKS Tomboy Stem
Column SpacerSIMWORKS With Me AL Tapered Spacer
GripWTB Original Trail Grip
ShifterMICRO SHIFT Thumb Shifters 2/3×8
Outer CabelSIMWORKS Stainless Outer Cable – Clear Mustard
TireSIMWORKS The Homage 650 x 55b
RimVELOCITY Atlas
SeatpostSIMWORKS Froggy Seat Post
SaddleSTEVE POTTS Chinook Saddle

 

さてさて、今回のブログの写真で紹介しているCool Adeカラーは残すところあと2本となりましたが、年末の嬉しいニュースが! 一転変わってシックなカラーになったMatte BlackとSparkle Beigeが再入荷したのです。小柄な方でも扱いやすいサイズも!

これから相棒を探す人にとっては、まさに選択肢が最も広がるタイミング!グッと心が動いたひとは見逃せないチャンスですね。

日々の暮らしと遊びの中で見つけた“必要”が形になっているHog’s Backは、乗るひとの毎日を少しずつ前へ押し出してくれる存在になります。暖かい春がやってくるまでの時間を使って、バイクとゆっくり向き合いながら慣れて、新しいシーズンをホップ・ステップで一緒に迎えましょー!

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kamochi
加茂響

「自分の力と気持ち次第で自由に寄り道ができる」ことに気付き、北海道や九州も含めて日本中をロングツーリングしていたことも。 同時に日々街中で楽しめるトラックバイクにものめり込み、アーレーキャット・レースで優勝したことをキッカケにサークルズに仲間入り。 サークルズと姉妹店カルチャークラブでの勤務を経て、CWDとSimWorksスタッフとして日夜ネットワールドの地底深くを根掘り葉掘りリサーチ。
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