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RIDEALIVE 2017 Vol.4 GIFU – Kantoku

始めてRIDEALIVEに参加したのはいつだったか、忘れた…

時は過ぎ、2017年のRIDEALIVE4部作を締めくくる岐阜編の監修の声をかけていただき二つ返事でOKをした。

試走、準備を繰り返すうちに、その大変さに二つ返事のOKを後悔することも無かった訳ではないが(Circlesタカちゃん、Welldoneイノッチはもっと大変だったろう)、呆気なく当日を迎えるのが世の常、僕の常。

当日の役目は、今にも泣きそうな空の下、台風接近にも関わらず集結した物好きな”RIDEALIVER達”を最後尾から見守る事、っていうか “ガヤ”。。。

古(いにしえ)の道は容赦なくアップダウンを繰り返し、ウェットな道は簡単にグリップと集中力失わせ、後ろから見ても皆さんが涙目になっているのがわかった。

しかし、周りに目をやれば、雨で色濃くなった森の緑、旅人を見守り続けた一里塚など、景色をしっかりと心に刻む事ができる、ゆっくりなペースならではの発見も多かったのではないか、と。
(機会があれば、ぜひ近くの山にハイキングにも出かけてほしいと思う)「自分と向き合う時間足りてないでしょ??」

黙々と坂を登る、そして思考を巡らせる、ブレーキを強く握り下る、また思考を巡らせる。 この繰り返しが成熟して瞑想状態になりそれぞれの “僕の細道” が完成するのだ。 なんて訳の分からない事を行っているが、半分マジメにそんな意味を込めてこの名付けをさせていただいた。

実は今回のRIDEALIVE2017岐阜編は、悪天候のため安全を考慮して2日目を短縮するということになってしまったのだが、雨をはじく事を忘れたレインウエアは体温を奪い過酷さを増し、さながらRIDEorDIEだ。 それだけに1日目、2日目とゴールした皆さんの笑顔を見た時どれほどホッとしたか。 「キツかった〜」と笑顔で言われると少しニヤッとしてしまうのは僕の性格の悪さか。

両日のゴール地点では最高の料理と暖かい部屋、これ以上ないオアシスだった。
そこで繰り広げられるお互いをねぎらう言葉で酒を飲む。 速いも遅いもない、ただただフラットな関係性が大きな輪となった。

最高だ、RIDEALIVE最高だ。
参加していただいたタフなRIDEALIVER達、本当にありがとうございました。

僕の細道が、「僕らの細道」になった瞬間だった。


TODAY’S RIDER

中村モトノブ 
FrameSALSACasseroll
Paint球体ペイント
HeadSetChrisKing
RimH PLUS SONArchtype
HubSHIAMNO
HandleSimWorksGet Around
GripWTBTechnical Trail Grip
TireWTBCrossWolf
StemThomsonX2
SeatPostThomsonElite
Main GroupSramRival
CrankSramRival
HelmetPocTectal
ShoesSalomon

TEXT by 中村モトノブ / PHOTO by 田中江理