イベント/ライド

島にタッチして帰ってきた話 – FDA飛行機輪行で佐渡島へ

2021/7/16
小玉凌

こんにちは、いつもは製品の紹介を主に書いているこだまですが、今回はライド？旅行？の記録を書きました。
1人ノープランなゆる旅が好きなのですが、ヤングなバディーと共に出かけるってことでアクティブな行程で行ってまいりました。

空の玄関まで行ってみよう

2回目のスヌーズで体を起こすことができたので部屋を出てバイクに跨りました。
国道302号をゆっくり流して高針JCTで旅の相方タクミと合流です。
それから40分ほど走り、小牧空港へ

タイトルでネタバレしてますがFDA空の旅です。
話には聞いていたものの、驚くほどスムーズに車体の梱包と手続きを終えることができました。
時間に余裕がありすぎて見学デッキで飛行場を見学してしまう。

名古屋→新潟→？？

デッキでのんびりしていた時間が恋しくなるくらい今回の旅は時間にゆとりがありません。
なんてったって1泊２日で佐渡ヶ島まで行って帰ってきます。
１時間程のフライトの後、新潟空港で車体の入ったボックスを受け取るとすぐにバイクを組み立て、佐渡行きのフェリー発着所までバイクを走らせます。

なんとかフェリー出航時刻に間に合い、14時ごろには島に上陸しました。
本日の目的地はちょうど対岸、八幡にあるお宿へ日没までに到着すること。
島の真ん中を突っ切るのも味がないので東側から島を縫うように向かいます。
Stravaで見るとこんな感じです。

名所を写真におさめながらも日没までには着きたいところ。

道中は小さな港が点在し、その間をアップダウンのある道が繋いでいます。いつの間にか潮が満ちていたのとボトルがカラになっていたことに気づかされ、自販機休憩で足を休ませます。ろくに休まず60kmくらい走ってました。

島の最西端、沢崎鼻灯台に着く頃には日が沈む目前。夕方以降島の表情が変わっていきます。

終盤、小木港を超えるとアップダウンがきつく、膝が笑い出します。

道に迷ったりしながらも宿に到着。20時を回っていてもうあたり真っ暗。

走る→食べる→寝るのフルコンボを決めて幸せの中眠りにつきました。
ちなみに佐渡ではアオリイカが有名らしく、イカメニューが豊富です。晩餐のカレーにもイカ入ってました。

鉱石の通り道を逆走するDay2

佐渡島といえば金銀山の鉱山が有名ですが、その佐渡金山で採鉱された鉱石は鉱場で金や銀として摘出、成型された状態で港から本州に渡ったそうです。
というわけで２日目は港から鉱山を通過し、佐渡スカイラインをたどって出発地である両津港まで戻るルートで帰ります。

午前5時過ぎ。まだ冷え込む時間帯からジャージを着込んでチェックアウト。

まずは鉱石を船で運び出すために使われていた港、大間港まで。

明治時代にはトロッコに乗った鉱石を港に接岸させた船へ運んでいたそう。

続いては北沢浮遊選鉱場へ。大立竪坑には入ることができなかったので実質ここが最後の観光地です。

浮遊選鉱という名称は選鉱の手法らしく、薬品から出る泡を使って必要な鉱物を取り出していました。
鋳造場もあり、取れた鉱石は大方現場で加工していて、加工技術にノウハウのある技術者を海外から呼び寄せて最新鋭の技術で金銀を産出していたそうです。

選鉱場を後にし、いざスカイラインへ。
いきなり愛知ではお目にかかれない斜度の道が続きます。
あまりにも険しいので船に間に合わないのでは？と本気で不安になります。
蛇行したりランニングにスイッチしたりピークの去ったカンゾウを観察したりしながら登頂。

長い下りに入るのでベストを羽織って体温を奪われないように。下り始めると濃霧と舗装路の滑り止めによる振動でかなりスリリング。いのちを大事に。

レストを入れながら安全に下りきり、なんとか両津港へ帰還します。
（Day2のストラバログ）

帰りも同じ行程で名古屋まで。新潟を後にします。

終わりに

文化要素はやや足りなかったけど、健康で最高な生活が出来た2日でした。
飛行機輪行の強みは移動の負担を考えずに、思い切ったスケジュールが立てられます。
今回は思い切りが過ぎましたが車や電車移動で感じる疲れがとにかく少ないと感じました。
次に行くなら往路は電車で復路は飛行機で帰ってくるなんて行程を楽しみたいなと考えております！