見たい景色と会いたい人を訪ねて丘の町- 飛行機輪行で美瑛へ

北の大地、北海道へ

「夏の北海道」というのは魅力的な響きだ。一度はあの雄大な大地に自転車で身を任せ風のように走りたいと思う自転車好きは少なくはないと思う。

北海道といっても、冷静に地図を読み取るととてつもなく広いということにあらためて気づく。なんせ日本全土の20パーセント以上の面積があるとか。

どこに行こうかと思案して情報収集をした時にふと見つけたある写真家の作品一枚と、1人の料理家の女性に魅せられたのがこの旅の始まりだ。

美瑛(びえい)という町は、北海道のおおよそ真ん中に位置し、なだらかな丘陵が続く豊かな自然環境が見渡せる地域。大雪山国立公園にある十勝岳の麓に位置し、火山の噴火と浸食の繰り返しによって、丘と沢が重なるよう連続した個性的な景観を望む事ができる。沢の平坦地を田んぼに、丘の傾斜地を畑へと開墾していった歴史がある。


 静岡空港から札幌丘珠空港への旅路

今回の飛行機輪行もこれまでと同じ信頼と実績のあるFDA(フジドリームエアラインズ)の静岡-札幌丘珠(おかだま)を利用した。

えっ?札幌って新千歳空港じゃないの?とお考えの方も多そうですが、丘珠空港は札幌の東区にあり、市街地に近いローカル空港の一つ。主に道内の釧路や女満別や函館などに飛んでいる空港だった。超コンパクトなだけあって小牧空港以上の乗りやすさ。

FDA本社がある静岡空港も東名高速を降りて10分ほどのところにあるローカル空港。少し離れたところに無料の駐車場があるのも良かった。一緒に行ったハッピーも初の利用ということでテンションがアガッてマスク2個無くしてました。今回は6個予備があったから安心。

こういうローカル空港を利用しての発着の機会を作っているFDAはやっぱりいいなー。ローカルとローカルを結んでいくのはこれからどんどん重要になっていくと良いなと思ったりする。

自転車の持ち込みも事前予約で専用BOXをお借りできるので、自転車での輪行にも最適な飛行機。今回もお世話になりました。

FDA飛行機輪行についてはこちらをご確認を。
https://circles-jp.com/products-review/110981/


さあ、丘の町を走り出そう

いざ自転車で美瑛の土地を自転車で走り出すと、すぐに現れる丘の風景。いろんな角度や視点を変えるだけで変化に富んだ景色を見せてくれる、丘、丘、丘。北海道ならではの真っ直ぐに伸びる道、道、道。畑には収穫時期まじかのトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ。

僕らはここは楽園かと何度も興奮して、自転車を止めて、カメラのシャッターを切っていた。僕らの撮影技術では収めきれない圧倒的な風景。これまで経験したことない壮大な風景に心から感動し、また次の道へどんどん進みたくなった。どこをどう走っても丘の風景に出会えてしまうのでオススメ的なルートってほどはないのだけど、大通りから一本細い道に入っていくのがコツかな。ただ未舗装路の道は私有地だったりするため入り込みすぎないように気をつけた。実際、注意喚起の看板も何度も目にしたので、グッドマナーでいくのが旅のルール。


SSAW BIEIへ

 前田真三という風景写真家がいる。この美瑛の町の丘の景色を撮り続け、拓真館という写真のギャラリーを設立した方だ。そのあまりにも美しい風景写真の数々にため息が出た。こんな風景を自分の目で見たいと思ったのがこの旅のスタートだった。

そして、その拓真館のある敷地内に、この夏オープンしたばかりのレストラン「SSAW BIEI」もまた大きな目的の一つだった。

 料理家である高橋よしこさんが、旦那さんであり写真家の前田景さん(前田真三さんのお孫さん)と東京から昨年移住され、拓真館の先にある小さな小屋を改装しようやく作りあげることのできたお店がSSAW BIEI。ここができるのを知ってはSNSでチェックし、行く前から楽しみで仕方なかった。

30年前に廃校となった小学校の跡地を利用して造られた拓真館。その廃校となった小学校が千代田小学校というもんだから、僕らサークルズのある千代田の土地と同名というのも行く前からアガった。広大な敷地には1300本の白樺を植えられていて、30年経った今、白樺回廊という圧巻の景観をなしている。その回廊を進んだ先にある小さな小屋が「SSAW BIEI」としてオープンしたレストランだ。もともとは写真家の前田真三さんが仲間などを集めジンギスカンをやったり、お酒を飲んだりする応接室的な利用をしていた小屋だそう。

北の大地の豊かな食材を存分に活かした料理の数々は目にも美しく、旬の味を存分に楽しめるものだった。

それにエジプト塩という調味料を作っている高橋よしこさんならではのスパイスが効いた料理は少し異国の空気感も楽しめるものだ。店内の内装から、食器、スタッフの方々の空気感、どれをとっても素敵だった。

 こうして新たな土地で新しい挑戦をする方々の活動を見て、北海道ならではの豊かな食材を活かした料理を食べて、この美瑛という美しき丘の町を訪れる事ができたのがとても嬉しかった。さらに自転車で走りぬけて感じるその空気感は特別なものだと僕らは改めて感じることになった。

また色々が落ち着いたら、この美瑛の町で自転車に乗って、丘の景色を眺め、お酒と食事を存分に楽しめる日を持ちたいと思う。

みんなで行こう、丘の町へ。

この最後の写真はSSAW BIEIに行った際、前田景さんに撮影して頂いたもの。この白樺回廊の場所でこうして自転車と僕ら2人を撮影していただけたことにとても感激し、空港への帰り道の僕らは喜びに胸いっぱいとなったのでした。ありがとうございました。

大平恵太(EarlyBirds Breakfast)
https://www.instagram.com/keita_earlybirds/


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絶景に魅せられて – 飛行機輪行で阿蘇・雲仙へ
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PFMうつわ探しの旅 – FDA飛行機輪行で出雲へ
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島にタッチして帰ってきた話 – FDA飛行機輪行で佐渡島へ
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FDA飛行機輪行のススメ
https://circles-jp.com/products-review/110981/